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主達の日常

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主達の日常

10 - 堕ちた者との戦闘、炎の邪神との邂逅

♥

113

2025年06月21日

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前回のあらすじ

前回を見ろッッ!![迫真]

ソフィア

あらすじとは⁇

…え〜尋問の結果、やはり邪神を信仰していたようだ

そう言った主の足元には二人の信徒が白目をむいて気絶している。

ミライ

…ソフィアの嫌な予感が当たったわね

イザベル

それで?その邪神の名前とかはわかってるのか?

あぁ、何でもクトゥグア?という炎の邪神らしい

ソフィア

…クトゥグア?

なんだソフィア?知ってんのか?

ソフィア

うん…でも何だったかな、あんまり覚えてないんだよね…

ソフィアは頭に指を押さえて記憶を探るが何も思い出せないようだ。

ミライ

その件はとりあえず後回しね。今は次にする行動を決めないと

イザベル

宿の周りにさっきよりかなりの人数の気配を感じる…
それに何人か建物に入ってきてるみたいだ

あと、尋問でわかったがあのシスターは
今夜邪神を召喚するつもりらしい

ソフィア

それじゃ、宿に残って信徒を足止めする人と
邪神の召喚を止める人を決めないとだね

イザベル

なら信徒の足止めは私がやる。久しぶりに闘争本能が湧いてきたんだ
お前らは教会に行ってあのシスターを止めろ

そういうイザベルは少し楽しそうな顔して挙手する。

ミライ

大丈夫?…って言おうと思ったけど貴方なら大丈夫ね

それじゃ決まったことだし早速行動開始だ!

イザベル

うーし…それじゃ始めるか

イザベルは宿の玄関から外に出る。そこには信徒と思しき人が複数人いる。 その内の一人が声を出す。

信徒C:貴様ッ⁉︎なぜここにいる⁉︎︎あの二人はどうしたッ

イザベル

あ?あーアイツらならウチのリーダーに尋問されて気絶してるぞ?
最近の人間は根性がねぇな、昔の奴はもう少し耐えてたんだが…

イザベル

にしてもお前ら愚かだよな、邪神なんて信仰しても救われねぇのに

信徒D:黙れ!もういいコイツを気絶させてシスター様の元へ連れて行くぞッ!

イザベル

…気絶?誰が?お前らが私を?

イザベル

ふ…あッはははははッ!!

イザベルは狂ったように笑う、だがその目には光が無かった。

イザベル

いいぞ、久しぶりにこっちも闘争本能が湧いてきたんだ…
“少しは楽しませてくれよ?”

一方その頃、主達は自分達を探す信徒達から隠れながら教会に向かっていた。

ソフィア

うーんイザベル大丈夫かな…(コソッ

大丈夫だろ、アイツが怪我してるの見たことねぇもん(コソッ

ソフィア

あ、いやイザベル闘争本能湧き過ぎて
信徒消し飛ばすんじゃないかって思って(コソッ

あ、そっち?(コソッ

ミライ

どういう心配なのかしらそれ…(コソッ

ミライ

ところで教会はあとどのくらいで着くの?(コソッ

多分もう少し…あ、あれだ!(コソッ

主が指を指した先には昼間とは違う…月の光で怪しく照らされた教会があった。 教会の前には護衛と思しき信徒が複数人いる。

ソフィア

予想はしてたけど護衛がいるね…どうする?(コソッ

ふむ、面倒だが裏口かなんか探してそっから入るしかねぇな(コソッ

ミライ

その必要はないわよ

そう言うとミライは草陰から身を出し大量の魔法陣を出現させ、 信徒達に魔法を放ち気絶させる。

ミライ

こうすれば良いのよ

ソフィア

…ミライってこんな戦闘意識高かったんだ…
主トンデモない奴仲間にしたね

よせやい照れるだろ

ソフィア

褒めてないんだよなぁ…

ミライ

それじゃあ、行きましょうか

ギィィィ…と音を立てて扉を開くとシスターが何やら祈りを捧げている。

シスター

おや、これはこれは…こんな遅い時間にどうしましたか?

…“どうしましたか?”だって?
…それはアンタ自身がよく分かってんだろ?

主の手には鉄パイプがあり、近づきながら話しかける。

シスター

…外にいた彼らは気絶しているようですね

シスター

そこの魔法使いのお嬢さんの仕業かしら?

ミライ

ミライは表情も変わらず何も言わない。だがミライの目にはシスターは 目を閉じているはずなのに魔法使いだと気づいた驚きと焦りの感情が混じっている。

シスター

すみませんがお引き取り願えませんでしょうか?
私はこれからする事があるのです

シスターの口調や声は子供と接する様に穏やかだがどこか威圧感がある。

ソフィア

それは邪神を召喚する事?

シスター

ソフィアは青く鋭い光を放つ剣をシスターに向ける。

ソフィア

シスターさん、残念だけど邪神を召喚しようとする
君の行動は看過できない…ここで止めさせてもらうよ

シスター

…そうですか

そう言うとシスターは銀色の十字架を手に持つ。

シスター

神が、貴方達を赦してくださいますように…

シスター

まぁ…

シスター

私 は 赦 し ま せ ん け ど ね ?

 

ミライ

赦さない…ねぇ…随分と傲慢なシスターね

自分は神と同等の存在とでも思ってるのか?

シスター

えぇ、事実ですもの

ソフィアは瞬間移動でシスターの背後に移動し剣を振りかざす。 しかしシスターは表情を変えずに避ける。

ソフィア

まさか避けるなんてね…気配は消したはずだけど

それに続いて主が鉄パイプで攻撃し、ミライがそれを援護する形で魔法を放つが シスターは軽やかにステップを踏む様に避ける。

背後からソフィアが斬撃を繰り出すがシスターはそれも避け呪文を唱える。 すると主達の頭上に光の矢が降り注ぎ、主達はそれをなんとか回避する。

ちょっとちょっと、予想よりずっと強いんだけど⁉︎

ミライ

どうするの?このままじゃ本当に邪神召喚されるわよ

ソフィア

あのシスターに攻撃を通すには予想外の何かが必要…
けどそれを実行出来るのなんて…

その瞬間、教会の窓が大きな音を立てて割れ、何かが侵入する。

イザベル

よっ、助太刀に来たぞ

イザベルッ⁉︎お前信徒と戦ってたはずじゃ…

イザベル

あーなんか関節技決めたら全員気絶したから来た

ソフィア

ミライ

イザベル、お願いがあるのだけどあのシスター倒してくれないかしら

イザベル

あ?…なるほど、了解した

シスター

ふふッ、一人増えた所で何も変わりま…ぇ

次の瞬間、シスターは床に倒れていた。 イザベルの斬撃を喰らったためだった。

ミライ

速い…何も見えなかった…

ソフィア

忘れてたッ…イザベル、全ての天使や悪魔の中で
一番スピードが速いんだった!!

“悪魔の女王”の異名は伊達じゃないって事か

イザベル

主、次それ言ったらお前にも関節技決めるからな

シスター

…____

ミライ

…ねぇ、あのシスター…何か言ってない?

その言葉に全員が耳を傾ける。

シスター

ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと…

ッ!イザベルッ、ソフィアッ!!

主の声でソフィアとイザベルがシスターに攻撃しようとする。 だが…

シスター

んがあ•ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ!

その瞬間、教会に大きな衝撃と共に音が鳴り響く。 衝撃波によって砂埃が舞い、状況が掴めない。

やがて視界が晴れる。炎が静かに揺らめき、その中心にひとりの人物が立っている。

炎を彷彿とさせる赤い髪が揺れ、黄緑色の瞳が主達を見つめる。 白いシャツに黒のロングコート____その姿は人間の様でありながら、 肌はほんのりと赤く、熱を帯びている。

クトゥグア

…ここは地球か、呼ばれたのは随分と久しぶりだ

ミライ

あれが…クトゥグア…

もっと禍々しいのを想像していたんだけど…以外と普通だな

イザベル

油断すんな…アイツは邪神だ、下手すれば全滅エンドまっしぐらだぞ

そう言ってイザベルが鎌を持ち直し、その言葉にミライも魔法陣を展開させる。

クトゥグア

…落ち着け、我はお前達に危害を加えるつもりは無い

イザベル

…はぁ?

そう言うとクトゥグアはシスターの方に目を向ける。 シスターは先程の衝撃波で瓦礫が当たったのか床に倒れており クトゥグアはそっとシスターに近づく。 シスターの瞳にはもう___光が無かった。

クトゥグア

…久しぶりだな、疲れただろう…“ゆっくり眠れ”

そう言ってクトゥグアはそっと触れてシスターの目を閉じる。

…久しぶり?お前、そのシスターに会ったことあんのか?

クトゥグア

あぁ、コイツがまだ子供だった時だがな。昔、我が人間の姿で
地球に来た時気まぐれで一度助けたことがある

ソフィア

…あッッ⁉︎

そう言うとソフィアが思い出したかの様にクトゥグアに指を指す。

ソフィア

思い出したッ!キミ海枯らしたクトゥグアでしょッ!!あの後
人間達にバレない様に元の状態に戻すの大変だったんだから!

クトゥグア

…あぁ、あの時の知恵の女神か、噂には聞いていたが
本当に天使になっていたとはな

え、何?お前ら知り合い?

クトゥグア

まぁそんなところだ。それよりお前達急いだ方がいいぞ

イザベル

は?どういうことだ?

クトゥグア

この島は本来“存在しない島”でシスターの魔力が満ちていた
言い換えるならコイツはこの島が存在する為の魔力の供給源だった

クトゥグア

だが、魔力の供給源が無くなった事でこの島は消えかかっている

ミライ

…つまり?

クトゥグア

この島あと10分程で崩壊するぞ

oh my GAAAAAAAAAAAAAAAッッッッ!!!!

ソフィア

本当で言ってるそれッ⁉︎嘘でしょッ⁉︎

クトゥグア

嘘ではない、だからこの島から出るなら急いだ方がいい

イザベル

そういう事なら長居する必要は無いな

ミライ

それじゃさっさと撤退しましょう

 

主達は急いで坂を下り、港に到着した。 島が音を立てて揺れている。おそらくもう時間が無いのだろう。

ゼェ…ゼェ…や、やっと着いた…

ソフィア

あ、みんな!クルーザーがあったよッ!

ミライ

けど、私達免許持ってないわよ?

イザベル

いや、私は持ってるぞ

マジで神!早く運転してくれッ!

イザベル

よっしゃ全員乗ったか〜?

ミライ

えぇ、全員いるわ

ソフィア

じゃあイザベル急ぎつつ安全運転でお願い!

イザベル

おう任せろ、タヒなせやしねぇよ

おいちょっと待て、安全運転でなぜそんな言葉が出てk(

その瞬間、クルーザーが急発進し船内が阿鼻叫喚になる。

ソフィア

ちょッちょッ!イザベルッ速いってッ!
岩、岩が⁉︎ワァーーーーーーッッッ⁉︎⁉︎

ミライ

イザベルッ!お願いだからスピード落としてちょうだいッッ!!

イザベル

え、何?スピード上げろ?ったくしょうがねぇな

いや誰もそんな事一言も言ってネェェェェェェェェェッッッッッッ⁉︎⁉︎⁉︎

イザベル

やっぱりスピードは正義だな!

やかましいわッッ!!

そして主達は無事(?)島から脱出する事ができた。 その後イザベル以外の全員が船酔いを起こしたのは言うまでもない。

   

それを空から見ていた人物が一人いた。

颯哉

アハハッッ!やっぱり人間はいいね…見ていて飽きない

颯哉

そうだ、この写真撮って“アイツ”に送っとこ♪

その瞬間、炎の中からクトゥグアが現れる。 その手にはシスターが抱き抱えられていた。

クトゥグア

…やはりここにいたか

颯哉

げッ、なんでキミがここにいるんだよ

クトゥグア

…このシスターに召喚された

颯哉

ん?…あぁ!そのシスター昔は謙虚で優しかったのに
狂った様にキミを信仰し始めたよね〜♪

クトゥグア

…ほざけ、貴様がコイツを狂わせたのだろう

そう言うクトゥグアの顔は煮えたぎる程の憤怒と喪失感という 感情のこもった表情をしていた。

颯哉

おー怖い怖い、じゃ僕これから行くところがあるから

そう言うと彼は手をかざし、時空の裂け目を作る。

クトゥグア

逃げるつもりか?

颯哉

逃げる?違う違う、“用事”を思い出しただけさ

颯哉

じゃあね、クトゥグア君♪

そう言い残し、彼は時空の裂け目の中に消えていった。

クトゥグア

(…我が最初から関わらなければコイツは
狂うことも無く平穏に暮らせていたはずだ)

クトゥグア

…ん?

その時シスターの服のポケットから何かが見える。 クトゥグアがそれを手に取る。

クトゥグア

…なんだ?ペンダントか?

炎を彷彿とさせるルビーの宝石が組み込まれたペンダント。 裏にはこう書かれてあった。 「親愛なるクトゥグア様へ」

クトゥグア

“親愛なる”…か…お前は変わっている様で変わっていない

クトゥグア

さぁ…帰ろうか

青淵島の邪神騒動から数日___ソフィアは“ある物”を持って 海のよく見える場所まで来ていた。

そしてある人物の姿を見つけ声を掛ける。

ソフィア

おーい、約束通り来たよ、“クトゥグア”

クトゥグア

…来たか、随分と疲れている様だな

ソフィア

そりゃあね、疲れ癒す為に旅行に行ったのに結局癒されるどころか
戦闘という名の仕事をする羽目になったし…

クトゥグア

そうか、それで“例のモノ”は持ってきたか?

ソフィア

そっちから聞いといて反応うっす…まぁいいけど

クトゥグア

いいから早く渡せ

ソフィア

はいはい、そんな焦らずともちゃんと持ってきたよ

そう言うとソフィアは“それ”をクトゥグアの前に差し出す。 それは赤い宝石が組み込まれた金属製の小物入れ。

ソフィア

“あらゆる炎や熱に耐えキミだけしか開けない”…
ちゃんとキミの要望通りに作ってもらったよ

クトゥグア

…そうか、感謝する

ソフィア

けどコレ何に使うの?キミ何も持ってなさそうだけど

クトゥグア

…貴様には関係ない事だ

クトゥグア

では我は行く

ソフィア

あッ!ちょっとッまた何かやらかしたら知能指数極限まで奪うからねッ!

そう言うもクトゥグアは振り返る事なく炎の中に消えてしまった。

ソフィア

…はぁ〜ホント邪神の考えることはわかんないわ

ソフィア

…まぁ、でも…

ソフィア

嬉しそうだったしいっか

この作品はいかがでしたか?

113

コメント

6

ユーザー

ちなみにクトゥグアがソフィアに頼んだ金属製の小物入れは ペンダントを入れる為の箱が欲しかったそうです

ユーザー

中人)いあ!いあ!!……やっぱ例のニャルンだったか……ケンカシナクテヨカタヨカタ ……やっぱ強いひと……?なんですね、彼女らは、……改めて再認識しましたね……

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