テラーノベル
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善逸
月夜に照らされた2人の影
リリィ
名前を読んだ瞬間
リリィ
重なる影
触れた唇
善逸
こういう時だけ男になる
ずるい男だ
リリィ
こんなことを考えているうちに
彼の手は下にいっていた
直には触っていない
善逸
可愛い笑みを浮かべながら聞いてくる彼は本当に悪魔だ
しばらくすると飽きたのか
素早く私の服のボタンを外す
前はあんなに手こずっていたのに…
どこでそんなことを覚えたのか…
と、意識が違う方に向いたのがいけなかったのだろう
リリィ
ビクンと体が跳ねる
彼は首元を噛んでいた
まるで吸血鬼のようだ
2人の影は夜が明けるまで離れることはなかった
今思えばこれが彼の最後のメッセージだったのだろう
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