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吉森さよ
目を覚ます。そこが保健室だとわかるのに、そう時間は掛からなかった。
それと、ザンセイが死んだのだという事も。
昨日と今が、夢によって繋がっていたように思える。
今でも瞼の裏には、彼がいる。
西空ともり
西空ともり
吉森さよ
逢魔トキ
吉森さよ
逢魔トキ
吉森さよ
吉森さよ
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
吉森さよ
逢魔トキ
逢魔トキ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
西空ともり
西空ともり
西空ともり
吉森さよ
西空ともり
吉森さよ
『ゆうやけ』
彼の腕についた傷を思い出した。
あれはもしかすると、彼がわたしに残したものではないか。
なぜ、自殺する人間がそのような事をする。
考えられる答えは一つだった。
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
吉森さよ
吉森さよ
西空ともり
西空ともり
逢魔トキ
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
西空ともり
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
西空ともり
西空ともり
逢魔トキ
逢魔トキ
2人が立ち去ろうとする。
吉森さよ
西空ともり
吉森さよ
西空ともり
逢魔トキ
逢魔トキ
西空ともり
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
西空ともり
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
西空ともり
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
逢魔トキ
逢魔トキ
西空ともり
逢魔トキ
逢魔トキ
逢魔トキ
逢魔トキ
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
悲鳴を聞いて駆けつけた。
そこは地獄だった。
西空ともり
全身の血の気が引く感覚。
抜けてしまった、わたしたちの熱が、この空間の湿度を上げていた。
吊るされたそれは、逆光で影になっている。
わたしは既にそれを人でなく、モノとして
無意識下、そう見てしまっていた。
開いた瞳孔と目が合う。
合うのに、視線が交わっていない。
それがわかる。
これが何とも不気味で、心が裂けていく。
「びり、びり。びりりりり。」
裂けていく。
「びり、びり、びりりりり。」
裂けていく。
「びり。りりりりりりりりり。。。。」
裂ける。裂ける。裂ける。
裂け、るるるるるるるるるるるるる
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
トキの呼びかけで、意識が戻った。
逢魔トキ
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
西空ともり
逢魔トキ
西空ともり
逢魔トキ
西空ともり
西空ともり
わたしは……トキ君が好き。
でも、彼が死んだなら、わたしは……
吉森さんみたいに、泣くことができるだろうか。
どうしても、その想像ができない。
そもそもの話、『好き』ってなんだ。
彼への『好き』って、吉森さんが持ってる『好き』と同じなのか。
……また、違和感。
何かが、やっぱり。
欠けている。
「……誰だ」
先生
先生
先生
「……どういう事だ?」
「外で何かあったんですか、先生?」
先生
先生
先生
「ああ……ああ……あああ!」
「うすづく……うすづく……うすづくぅぅぅう!」
「俺のうすづくぅぅぅうう!」
「……それをわざわざ伝えに来たんですか」
「何の嫌がらせですか」
「俺の大切な彼女が……」
「笑顔溢れる素敵な雌が……」
「自殺……自殺……自殺!!」
「イジメか……イジメなんだなぁ!!」
先生
先生
…………
…………
「先生、それ……本当?」
先生
「本当に……本当に……本当に?」
先生
「自殺、自殺、自殺、自殺!!」
「死んだ、死んだ、死んだ、死んだ!!」
「っしゃぁぁぁぁぁぁああ!!!!」
「は、ははっ……はははははっっ!!」
「クソザコ、ザンセイ!!」
「ザコ、ザコ、ザコ、ザコ!!」
「シンダ! シンダ! シンダ! シンダ!」
がらら。
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
男は彼女の身体を、頭から足の先までじっくりと眺める。
自然と口から出た短い舌が、
じゅるじゅる、じゅるじゅる
と音を立てながら、上唇を舐めていた。
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
4年前
東雲ザンセイ
西空ともり
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
春風うすづく
春風うすづく
東雲ザンセイ
春風うすづく
その日は、雨が降っていたから、
いつものように昼休み、グラウンドが使えなくて
私たちは体育館でバスケットボールをしていた。
でも……私は
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
春風うすづく
春風うすづく
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
男は女の腕を握った。
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
そのまま、身体を投げられる。
背中と後頭部が壁と強くぶつかった。
逃げる隙もなく、服を掴まれる。
吉森さよ
その言葉は彼の良心には届かず、
吉森さよの、服は裂かれた。
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
東雲ザンセイ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
先生
先生
先生
先生
先生
逢魔トキ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
藤谷コタロウ
吉森さよ
吉森さよ
咄嗟に、枕元に置いていた氷で、男をぶった。
一発目が右目を潰すように当たり、倒れたが
私はなお、彼をぶった。
頭痛が治まるまでぶった。
初めは重たく鳴っていた音が、徐々に
ぐしゃり、ぐしゃり、ぐしゃぐしゃ。
といったようなものに変わってきてはいたが、私はやめなかった。
どう見ても顔の形をしていない、赤色の何かになっていたが、私はやめなかった。
頭痛が治まるまで、やめなかった。
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
吉森さよ
わたしがそれを理解できた時、
頭痛は本当に治ってしまっていた。