静かな部屋に響く君の泣き声
僕に抱きついてきて、膝に顔をのせて泣いている
いつもの君からじゃとても想像できない姿
理由は僕だけが知ってる
失恋したから
もともと君は、りいぬくんのことが好きで
ずっと前から相談をされていたのが僕
よく僕にどうしたらいいか聞いてきた
そんな君が今日、失恋した
会議が終わった後だった
もうみんな帰る準備をしてて
君がりいぬくんを誘いに近づいたとき
るぅと
ねぇりいぬ、今日一緒にかえr…
りいぬ
あ…あのねみんな!
りいぬ
じ…実は俺…
りいぬ
さとみくんと付き合うことになった!
るぅと
え…
みんな驚いてたけど、ちゃんとお祝いしてた
でも君は
るぅと
そ…そうですか…
るぅと
タッタッタッ
そのあと僕の家に、泣きながらきた
君の顔は涙でぐしゃぐしゃになってて
今も泣きながら僕に抱きついている
るぅと
なんで…なんで…ポロポロ
るぅと
僕がりいぬの相方だし…ポロポロ
るぅと
僕のほうがりいぬのこと知ってるし…ポロポロ
るぅと
なのになんで…ポロポロ
ずるいなぁ君は
そんなの僕の方が思ってるよ
僕のほうがるぅとくんと昔からいるし
僕のほうがるぅとくんのこと知ってるし
僕のほうが君にハグしてるし
僕のほうが君と寝てるし
なのになんで僕じゃないの?
いいかげん僕のこと見てよ
もう待てないの
お願い…ねぇ…
ころん
お願い…
ころん
チュッ
るぅと
ん…!?
やっちゃった
嫌われないために我慢してきたのに
わかってるのに
自分をおさえられなくて
ころん
クチュクチュ
るぅと
んぁ…///んむ…/
るぅと
ころちゃん…/だめぇ…//
かわいいとしか…思えなくて
こんな僕を許して?
そうやって僕は今日も
ころん
…♡
るぅと
ぁ…/
君に溺れる