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と暗いトーンで若井が僕の家の中へと入る
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なんで、涼ちゃんが居なくなっちゃったか、、教えるね
あの日、僕らはレコーディングをしていた
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いつものように涼ちゃんがピアノを弾く
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涼ちゃんが1点を見詰め、ボーッとしていた
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時々、 僕って必要なのかなって思ってしまう
僕なんかよりも元貴や、若井の方が 断然、人気がある
それにキーボードなんて、、笑
そんなに必要性はない
ギター、ドラム、ベース、ボーカルがあれば バンドは成り立つ
それに
若井や、元貴のように幼い頃から楽器をしていなかった
だから、元貴に 「涼ちゃん、上手になったよね」と 言われるのも無理はない
僕はメンタルも弱いし、、笑
すぐ泣いちゃうし
迷惑かけてばっかだし
ごめんなさい
弱くてごめんなさい
いつも逃げ出してごめんなさい
でも
もう終わる
今日、僕はしぬ予定だ
誰にも邪魔されないなら
ちゃんと逝ける
だから、せめて最期までは
笑顔でいたいな
「いつも笑顔で可愛い涼ちゃん!」
この世間体を崩さないように笑わなきゃ
最年長だし、
頼りなくてごめんね
レコが終わり、レコ室を出る
そして、元貴と若井に
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と笑顔で手を振る
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そう言って元貴と若井に別れを告げる
寂しい別れ方だろうか?
でも、これくらいが丁度いい
ちゃんとお別れしたら泣いちゃうもん
トボトボと小さい歩幅で歩く
僕が居なくなって迷惑じゃないだろうか?
僕が居なくなったらミセスはどうなるのだろうか
もう決めたことなのに
そんなことを考え、まだ足掻いている
「生きたい」と思っている
やだな、、笑
もう、やだ、
そんなことを考えてると家に着いてしまう
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小さく溜息をつく
可愛いキーホルダーがいっぱいついた鍵を鞄から出す
カチャ
鍵が開く音でさえ耳をつく
家に入る。鍵を閉める。
当たり前のことだ。
日常だ
ベットへと向かう。
睡眠薬を片手に。
一気に睡眠薬を飲み干す
くるしい
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まだだ。足りない
もっと飲み干す
2瓶目だ
ぁ、もう駄目だ
死んじゃう
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もう十分生きたな
楽しかったな、笑
元貴や、若井に出会えてよかった
遺書は書いといた
これで良かったんだ
ばいばい
世界
その日は涼ちゃんに連絡しても返信が来なかった
いつもなら遅くても10分で返ってくるのに
どうしたのだろうと若井と二人で心配になった
なので若井と二人で涼ちゃんの家に行ってみることにした
嫌な予感がした
少し小走りで涼ちゃんの家へと向かった
何事もなく涼ちゃんの家に着いた
玄関の鍵が閉まっている
当然だ。
貰っていた合鍵で開ける
怖くて手が少し震える
ドアを開ける。こんな単純作業でも怖い
玄関に入ると規則正しく靴が並べられていた
涼ちゃんらしくはなかった
僕らも同じように規則正しく靴を並べ、家の中に入る
少し寒い
リビングには涼ちゃんは居なかった
となると、自分の部屋
ギシギシと暗い家の中の階段を上る
少し涼ちゃんの部屋の扉が開いていた
恐る恐る、ドアを開け、部屋を覗いてみると
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血色感の無くなった涼ちゃんが寝ている、
そうだ、寝ているだけだ。ただ寝ているだけ、
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と、若井が涼ちゃんの体を揺らす
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涼ちゃんの体をそっと触る
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冷たい。氷のように
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口の前に手を出す。 まだ息をしてるかもしれない、単に寒いだけかもしれない
息という温もりは感じられなかった
膝から崩れ落ちる
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目から雫が落ちる。
大粒の
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若井を見上げるように見る
立ち上がってその粒をまじまじ見る
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若井の身体が小さく跳ねる
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そう言い、僕は警察、若井は救急車へ電話をした
案の定、
死因は“薬の摂取”。 “自殺”と言われた
わかっていた。
でもいざ言われると少し心臓が痛んだ
どうして自殺をしてしまったのかという訳が分からないままこの手から零れてしまった
涼ちゃんの葬式も終わり、涼ちゃんは小さな箱へと移された
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久しぶりに元貴が笑ってくれなのがなりより嬉しかった
それが移ったみたいに俺も自然と笑顔になった
涼ちゃんの家に着くとすこし元貴の顔が暗くなった
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ほんとは俺も物凄く怖い
また何かを失ってしまいそうで
また合鍵で涼ちゃんの家の扉を開けた
少し笑顔が芽生えてきた時に。