テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🦅❤️天童覚/きっと変わらないもの ⚠︎︎男主 天童覚×牛島と仲が良い男子生徒 男主視点 作成日/2025/8/21 ──────────────────
小銭同士が擦れる音がその場に小さく響く、少し財布を揺らせば見やすくなった。 顔を上げる、俺の視界の中心に映るは 飲み物が並んだ自動販売機。
YOU
財布から金額分の小銭を取り出して硬貨投入口へと入れようとする、その時、手元から落ちた数枚の小銭が硬い床へと音を立てて落ちた。
YOU
財布をしまってから少し屈んで、空いている方の片手で小銭を拾おうとする。瞬間、その小銭を拾おうとする手が誰かの手と重なりそうになって思わず肩を跳ねさせた。 俺の口から声が洩れた、顔を上げた時、こちらを見つめる小さい瞳孔と目が合った。
その人は俺の様子を見て小さく笑いながら小銭を拾って立ち上がり、小銭が入っている方の俺の片手に落とした。掌の上で小銭同士がぶつかって、カチャリと音を立てる。
YOU
天童覚
お礼を言ってから立ち上がり、自販機の硬貨投入口に小銭を入れていく、入れる度に商品ボタンが光っていく。
欲しいジュースの商品ボタンが光る、その時、つい先ほど落ちた小銭を拾ってくれた人の骨ばった手が横から伸びてきた。 トントン、とその手が人差し指でアクリル板を軽く叩く。
天童覚
YOU
YOU
その商品ボタンを押せば、ガタン、と重い音を立ててペットボトルが落ちてくる、取り出し口からジュースの入ったペットボトルを手に取った。
踵を返して教室へ戻ろうとした時、振り返ると目の前に先程の人の顔があって肩を跳ねらせて後退った。
YOU
YOU
天童覚
まじまじと顔を見られて、ペットボトルの握る掌に手汗が少し出てくる。こう近くで見られることはあまり無いから余計に心臓が跳ねる。 俺の顔を見ている本人は楽しそうだが、あまりの気まずさに目を逸らした、パチンッ、と彼が思い出したかのように指を鳴らす。
天童覚
天童覚
YOU
天童覚
見られてたんだ…、と僅かに顔に熱が走るのが自分でも分かる、確かに二人で話している時、よく複数の視線を感じていたが…。
天童覚
YOU
天童覚
「お隣さ〜ん」と彼が笑う、明るくて距離が近い人だなと思った、何にしろ俺はあまりこういうのには慣れていないからか、新鮮だった。
天童覚
YOU
天童覚
YOU
天童覚
ふと、制服のポケットにしまってある俺のスマホが音を立てて震えた、目の前の人の話を聞きながらも、視線だけはスマホの方へ移動させる。
同クラスの山形隼人からの連絡、ホーム画面に浮き上がるメッセージを見ながらも時間を確認する。 あと少しで休み時間が終わる頃だ、スマホをしまって、目の前の人に顔を向ける。
YOU
天童覚
天童覚
YOU
YOU
チャイムの音が俺の声を邪魔した、去ろうとしていた彼が軽く振り返ったが、また踵を返して行ってしまう。
「次会った時に三人で話そう」と言われたが、牛島くんと彼が普段どういう会話をしているのか想像がつかなかった、二人の性格が違い過ぎて。 でもきっと、バレーへの熱量は同じ。
甜瓜炭酸水
104
コメント
1件
おおお、読んだ読んだ〜!!🦅💕 天童先輩、距離感ゼロすぎて草生えたww でもそこが最高なんだよな!!「困ってるらしかったからサ」ってサラッと助けるの、強キャラすぎん?😭💖 それに「若利くんと仲良いの?」からの流れ、読んでるこっちまでドキドキしたよ…!名前も聞けずに終わっちゃうの、次回が待ちきれないよ!😤✨ 甜瓜さんの描く二人の空気感、めっちゃ好きだよ〜!!続き楽しみにしてるね⋆♡