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君へ

第1話 - 君へ

202

2022年02月16日

#バグ

#バグをストーリーにする人

ロア

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202

ロア

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殺戮

やぁ……この一言で世界は何秒経ち、その何秒で世界はどう変わっただろうか？誰が死に、誰が生き、誰が、彼が、彼女が……数多の者達は今、何をしているだろうか？

殺戮

そして、君がこの投稿を見ている今、世界では何が起きた？プロポーズ？人の誕生の瞬間？戦争？……出来る事なら、誰も死んでいない事を願おう。

殺戮

それが、今俺に出来る事……ではない。もっと色んな事が出来るさ！人間だからね！

殺戮

なにを言っているのか、だって？そうだね……これはある人に贈る言葉だ。俺は今、背景が淡い水色の世界に閉じ込められている。

殺戮

その中で、『この瞬間』という内容で事を語っていただけの事さ。

殺戮

さぁ、本編へ行こう。

殺戮

君

殺戮

やぁ、今日は。今は１月１日月曜日だよ。

殺戮

……この小説は俺が此処に閉じ込められている証拠だ。

殺戮

きっと、君は俺の言う事を信じないだろう。

殺戮

でもね、これが証拠さ

殺戮

俺は今まで背景そのものがある世界で暮らし、生きていた。

殺戮

でも……此処は何もない。

殺戮

……此処は、俺の足音と、息と、このキーを打つ音だけが聞こえる。

殺戮

キーを打つ音が五月蝿くないのかと君は思うだろう？

殺戮

けど、俺はこの音を聞いていないと、頭が可笑しくなりそうだよ

殺戮

やぁ、今日は。
今は１月２日火曜日だよ。

殺戮

昨日はなんとか、自我を保てたよ。……気が狂ってしまった方が楽なのかもしれないけどね。

殺戮

俺は此処をくまなく調べてみた。

殺戮

すると、扉も窓も何もない。人だって、俺だけだ。
何もなくて、誰もいない。音も痛みも飢えもある。

殺戮

……今気がついたよ。
飢えがあるなら、俺はあまり体力を使わず、温存するのがいいのかもしれないね。

殺戮

もっと早く気づけば良かったよ……

殺戮

やぁ、今日は。今は１月３日水曜日だよ。

殺戮

そろそろ、空腹が限界になってきたかもしれない。

殺戮

けど、今日はこの世界でクッキーを見つけたよ！それも２個！

殺戮

嬉しいよ！やっと生きた心地がしたんだ！

殺戮

飢えないよう、気をつけて食べるよ！

殺戮

やぁ、今日は。今は１月４日木曜日だ。

殺戮

今日はね、穴を見つけたんだ。

殺戮

初めてだ！とても嬉しいよ！

殺戮

俺はこれを広げて、脱出出来るか、試みてみるよ！

殺戮

やぁ、今日は。１月５日金曜日だ。最悪な金曜日だよ。

殺戮

穴を広げて、俺は穴の先へ行ったんだ。

殺戮

その先は……此処。

殺戮

そう、淡い水色の世界だ。

殺戮

淡い水色の世界の先にはもう一つの淡い水色の世界があった。

殺戮

俺は出れないかもしれない。

殺戮

……❤️１００とバグが直ったら続きを出す、と床に書いてあったよ。文字を見つけたのはいいけれど……どういう事だろうね？

殺戮

まぁ、とにかくだ……。

殺戮

いつも素直になれなくてごめん、君を放置していてごめん……本当にごめん。

殺戮

けれど、俺は

殺戮

君を愛してる。

殺戮

ずっと愛してるよ。