私にとってどれだけの 救い言葉だっただろう
どん底にいた私を、ロープで 引き上げてくれたあの言葉
忘れることなどない。 そう、
「涙は流れ星」
雫
(私の名前は如月雫。10歳。
小学4年生だ。)
小学4年生だ。)
雫
(普通の小学生…ではない。)
雫
(実は人に触れると、その人の
『未来』見えてしまうのだ。)
『未来』見えてしまうのだ。)
雫
(極たまに…だった。)
今までは
雫
行ってきまーす。
雫
(そう言って家を出た。)
雫
(今日から新学期。
そして、新しい学校だ)
そして、新しい学校だ)
雫
(3ヶ月前に両親を亡くし、
母方の祖父母の元に引き
取られたのだ。)
母方の祖父母の元に引き
取られたのだ。)
雫
(田舎とまでは行かないけど、
静かでいいところだ。)
静かでいいところだ。)
少し早めに家を出た
雫
(家から学校までは徒歩で10分。)
雫
(そー遠くはない。)
雫
(でも…)
行きたくない
雫
(人に触れることなく、学校生活を送るなんて不可能だ。)
雫
(何が見えるかわからない。)
雫
(もし人が事故死する未来を見てしまったら?)
雫
(怖くてたまらなくなる。)
そー思いながら歩いた
雫
あ、ここか…!
雫
(運動場が広いわりには、
校舎がなんだか小さい。)
校舎がなんだか小さい。)
雫
(全学年一クラスの
小さな学校か…。)
小さな学校か…。)
雫
(クラス替えがないのも嬉しい。)
雫
(人が少ないのはありがたい。)
そう思いながら職員室に向かって 廊下を歩く
??
おはよう!君が転校生の
如月雫さんだね?
如月雫さんだね?
雫
え、あっ、はい。
雫
(なんだ…先生か
びっくりした…。)
びっくりした…。)
雫
(急に…来た…。)
“ドクン、ドクン”
雫
(鼓動が早くなってきた。)
??
ハハハ、
緊張することないよ、
ちなみに私は担任の
川内美嬉です。よろしく!
緊張することないよ、
ちなみに私は担任の
川内美嬉です。よろしく!
雫
よろしくお願いします…。
“ドクン、ドクン、ドクン”
雫
(また鼓動が早くなった。)
川内先生
…大丈夫?顔色悪いよ。
そう言って私の肩に手を おこうとした
雫
大丈夫です!
声をげてしまった。
雫
(やってしまった…。)
雫
あっ…あのすみません。
なんか、すごく緊張
してて…すみません。
なんか、すごく緊張
してて…すみません。
急に声をあげた私に 少し驚いていた先生だった
だけど、ニコッと笑ったのだ
川内先生
大丈夫、初めはみんな
そういうもんだよ、
慣れていけばいい。
そういうもんだよ、
慣れていけばいい。
雫
はい…!
雫
(今ので少し気持ちが
軽くなった気がする。)
軽くなった気がする。)
川内先生
やっと笑ったね。
この調子で頑張れ!
この調子で頑張れ!
と、言って先生は 多分教室へ向かった
雫
ん?
雫
(私…笑ってたのか?)
雫
スゥ〜、ハァ〜
雫
(大きく深呼吸をした。)
雫
(よし、頑張ろう!)
雫
()
雫
(自分に言い聞かせる。)
私は普通の小学生 私は普通の小学生…
真後ろから声がした
雫
(私は普通の───)
??
あのっ!
雫
ヒャァ!!
雫
(思わず悲鳴を
あげてしまった…。)
あげてしまった…。)
振り向くと後ろには、 「やっちゃった」みたいな顔した 男の子が立っている
雫
(同い年ぐらいかな…。)
??
ごめん、そんな驚かす
つもりなかったんだけど…
はい、立てる?
つもりなかったんだけど…
はい、立てる?
優しく手を差し伸べてくれた
雫
(手…どうしよう?)
雫
(ここで手を取らずに立てば、
変に思われるだろうし…。)
変に思われるだろうし…。)
雫
ありがとう。
そう言って手を掴んだ。
“スタッ”
雫
(あ、この感覚は…。)
??
『仲間だね。』
“ピカァ”
雫
(まぶし…!)
雫
(今のは…なに?
どー言うこと?)
どー言うこと?)
??
雫ちゃんかー。
雫
え、なんで知ってるの?
??
“仲間だね。”俺は小泉海。
同じ4年生。
同じ4年生。
雫
えっとー…
海
俺は“過去”が見えるんだ。
雫
か…こ…?
雫
(今、過去って
言ったよね!?)
言ったよね!?)
雫
(見えるって…。)
雫
私は…“未来”が…
見えるの…。
見えるの…。
雫
(過去なんて私の反対だ。)
海
うん、知ってるよ。
あっ職員室行くんだよね、
歩きながら話そっか。
あっ職員室行くんだよね、
歩きながら話そっか。
雫
え、うん…。
雫
(話すって…なにを?)
雫
(頭がついていかない!!)






