夏祭り当日。
荘士
猛!龍斗!行くぞー!
猛
おう!
龍斗
猛、未桜ちゃんと行かなくて良かったの?
猛
明日行くから大丈夫!未桜にも事情は説明してあるから!
荘士
紗代ちゃんどんな格好してるかな?可愛いかな?楽しみぃぃぃ!
龍斗
はしゃぎすぎだって笑笑
神社に着いて…。
香澄
ヤッホー!久しぶり!
紗代
あの時ぶりだね!
心里
何食べよーかな?
俺は明るい水着を着ていた紗代ちゃんが大人っぽい浴衣を着ていたので釘付けになっていた。
荘士
さ、紗代ちゃん可愛いね…!
紗代
そうかなぁ?ありがとうー!
香澄
じゃあお祭りに行こー!
猛
そうだな!
お祭りに着いて…
紗代
リンゴ飴食べよー!ってあれ?
荘士
紗代ちゃんどうしたの?
紗代
心里と龍斗くんがいない…
猛
えっ…ヤバい。電話したけど出ねぇ…
香澄
心里も出ないよ…
紗代
来るときにはぐれちゃったのかも!
私探してくる!先行ってていいよ!
私探してくる!先行ってていいよ!
タッタッタッタッ
荘士
じゃあなに食べるー?
猛
なに食べるじゃねぇよ!紗代ちゃん追いかけなくていいのか?
紗代ちゃんまではぐれたら大変だろ!
紗代ちゃんまではぐれたら大変だろ!
荘士
あ、そっか!ありがとう猛!俺行ってくる!
タッタッタッタッ
荘士
紗代ちゃーん!
紗代
荘士くん!追いかけてきてくれたの?
荘士
紗代ちゃんまで迷子になったら大変でしょ?
紗代
…荘士くんなら追いかけてきてくれると思った。
荘士
え?
紗代
心里と龍斗くんは迷子になんてなってないよ。
荘士
え、どういうこと?
紗代
心里、海で龍斗くんに一目惚れしたから話し掛けたの。
紗代
…私も荘士くんの事好きだった。
荘士
お、俺も!だから…付き合って欲しい。
紗代
うん!
荘士
紗代ちゃん何でも計算済みだね。
「計算しないと人生上手く行かないよ。」