今日もいつものように散歩をしている。
末澤誠也
そういえば、佐野のカフェ、この辺よな
そう思った。
ちょっとくらい、ええよな。
小島に会うわけちゃうし。
会ったとしても…。
そんなことを考えながらも佐野のカフェに向かった。
そして、歩いていくと、見覚えのある場所が見えた。
あれが、
佐野がバイトしているカフェ。
ホンマに何も変わっとらんなぁ。
そんなことを思いながら、店内へ入った。
佐野晶哉
あ!誠也くん!来てくれたんですか~!!
末澤誠也
まぁ
末澤誠也
暇やったし
佐野晶哉
あ、そういえばなんですけど
佐野晶哉
新しくバイト入ってきた子いるって言ったじゃないですか
末澤誠也
あ~、言ってたような
佐野晶哉
その子たち今日休みなんですよ~
末澤誠也
そうなんや
次の瞬間、
目を疑った。
だって、
小島健
誠也、くん…?
末澤誠也
こじ、ま…?
そこには、“小島健”がいたから。