私…村山美久は
とても大人しい
と、思われている
実際は 大人しいと言うより
口下手なのである
だからなのか
高校一年の夏になっても
友人が出来ない
いつも教室で一人
お昼時間も一人
が
今日はいつもと違った
谷口瞳
村山美久
珍しく 話しかけられたのだ
話しかけてきた相手は
谷口瞳
同じ中学出身だけど あまり話した記憶が無い
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
そんな部活があったのか
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
すごいや
谷口瞳
あ、言葉を発さなければ! そんな事ないよ
村山美久
谷口瞳
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
は
村山美久
谷口瞳
村山美久
彼女が何故 そんな事を知っているのか
それは 思い出したくもない… 中二の秋
当時 ノートに手書きで 小説を書いていた私は
うっかり そのノートを教室に 落としてしまったのである
案の定 クラスの目立つ男子に 茶化されて
担任からは 「文章が上手」と 褒められて…
あぁ!もう! 放っておいてくれ!
羞恥に塗れた私の心は そう叫んだのであった
苦い…苦すぎる!!
村山美久
谷口瞳
どうってそんなの
嫌に決まっている
谷口瞳
村山美久
谷口さんって 意外とグイグイくる
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
何で? 私は「うーん」って 言ったつもりなのに
肯定に聞こえたのかな?
村山美久
放課後
谷口さんを待つべきか
… 帰っても良いかなぁ?
悩む
うーん…! まぁ… 断るつもりだし
帰るか
谷口瞳
村山美久
しまった
見つかった
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
どうしよう…
谷口瞳
宮地 辰巳
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
宮地 辰巳
村山美久
谷口瞳
村山美久
宮地 辰巳
谷口瞳
やばい
更に断れない雰囲気に なってきた
谷口瞳
村山美久
それ所じゃなくて
北原真
谷口瞳
村山美久
だ、誰!?
北原真
村山美久
谷口瞳
村山美久
いつも 自己紹介を忘れてしまう…
北原真
村山美久
谷口瞳
北原真
村山美久
谷口瞳
いや 絶対に何かあるだろ
中田萌香
北原真
中田萌香
村山美久
今度は誰!?
谷口瞳
中田萌香
村山美久
聞いてない… 聞いてないぞ谷口さん!
宮地 辰巳
中田萌香
宮地 辰巳
村山美久
それは 面倒くさそうだ
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
それはそうだけど…
私 本当に脚本を書く気は
ない
宮地 辰巳
村山美久
宮地 辰巳
村山美久
谷口瞳
村山美久
宮地 辰巳
私の小説は ミステリーのみですが?
って言うか 断らなければ!
村山美久
北原真
中田萌香
宮地 辰巳
谷口瞳
村山美久
大抜擢の代償が
大き過ぎませんか?
つづく
コメント
4件
面白そうー✧\(>o<)ノ✧