コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
屋上で靴を脱ぎかけた時に アネモネのネックレスをつけた先客に声をかけてしまった
ころん
勝手に声が出ただけ
別にどうでもよかった
先をこされるのが何故か癪におもえた
ネックレスをつけた子は言った
どこかで聞いたことがあること
???
???
ふざけるな
その程度のことで僕の先をこそうだなんて
欲しいものが手に入らないくらいで
奪われたことなんてないくせに
???
そう言ってネックレスをつけた子は消えていった
今日こそはと思い靴を脱ぎかけた時
背の低い男の子
また声をかけてしまった
背の低い子は言った
???
ふざけるな
そんなことで僕の先をこそうだなんて
ころん
そう言うと背の低い男の子は
???
と言い消えてった
そうやって来た人に声をかけて
追い返してた
でも僕の痛みは誰にも言えないままだった
初めて見つけた
僕と似たような悩みの子
何人目かに出会った
青いパーカーを着た子だった
???
と言った
勝手に声が出た
別にどうでもよかった
思ってもいないこと
それでも僕はその子に声をかけてしまった
ころん
ああ、どうしよう
この子は止めることは出来ない
止める資格がない
それでも、ここからは消えて欲しかった
その子を見ていると辛かった
???
目を伏せたままその子は 消えていった
今日こそは誰もいない
邪魔してくれない
青いパーカーを脱いで
アネモネのネックレスを外し
背の低い僕は
今
飛び降りる