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👑くんすごすぎません…?!誰も溶かせなかった🍵くんの感情をどんどん溶かしていってる✨この変化がまじで楽しみです! 続き楽しみに待ってます〜
🍵くん、急な感情の芽ばえに、時を迫られる任務……負担が積み重なって無理しすぎちゃったのかな…? 👑くんの真っ直ぐすぎる目が🍵くんの中で葛藤をうんでるのか… 🍵👑の、真剣に相手と向き合うことは、違う意味だけど共通してるよねぇ、 🍵くんはただの任務のため、👑くんは裏があるとしても、友達としての進行を深めるため… 深い意味はなくてもいい意味で想いあってる感じ、好きすぎる! 続き楽しみにしてるねん🫶💕︎🙂🎐
みことくん優しいねぇ(*¯︶¯≠) 続き楽しみッ!
ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
目を開けた瞬間、世界がゆっくりと回っていた。
視界が白く霞み、耳の奥で心臓の音が響く。
湿った空気が喉を刺し、呼吸が重い。
…寝不足…か、
ぼんやりした意識のまま天井を見上げる。
光が薄い。
外は曇りらしい。
6月の朝はもう夏の匂いが混ざっていて、その生温さがかえって体にまとわりついていた。
すち
少しだけ体を起こそうとした瞬間、視界がぐらりと傾いた。
少し重たい頭。
喉の奥がひりつくように痛む。
俺はゆっくりと上体を起こした。
すち
通路を挟んだ向かい側のベッドは空。
みことはもう起きていた。
制服の襟を整えながら、机の前で寝癖を直している。
指先が少しぎこちなく、何度も髪を撫でていた。
すち
小さなため息。
けれど、思っていたより掠れていた。
みこと
振り返ったみことが、少し心配そうに眉を寄せる。
みこと
すち
俺は短く返し、ベッドを降りた。
頭の奥がずきりと痛む。
でも、みことの前では何でもないふりをする。
俺は、ただの殺し屋。
心配される筋合いなんて、無いに等しいのだから。
みこと
すち
みこと
無理に笑うような声。
その優しさが、なぜか苦しかった。
椅子に腰を下ろして、湯気を見つめる。
味噌汁の香りが、喉の奥を刺激した。
空腹なのか、吐き気なのか分からない。
みこと
みことが一歩近づく。
その手が、俺の額に触れた。
冷たい指先。
一瞬で、胸が跳ねた。
みこと
すち
思わず言葉が強くなる。
みことの手が離れて、空気が少し冷たくなった。
沈黙。
雨音だけが響く。
みこと
みことの小さな声。
謝られる理由なんてないのに。
その“ごめん”が胸の奥に刺さった。
……なんで、そんな簡単に言えるの。
ありがとうも、ごめんも。
俺は使えない。
けれど、みことは何のためらいもなく、その2つを誰よりも自然に使う。
羨ましかった。
同時に、怖かった。
すち
かすれた声で言って、立ち上がる。
鞄を肩にかけたとき、みことの手がそっと袖を掴んだ。
みこと
目が合う。
まっすぐで、嘘のない色。
すち
俺はその視線から逃げるように、「放っといて」とだけ言って扉を開けた。
湿った風が、頬をなでる。
熱のせいか、世界がぼやけて見えた。
背後で、みことが小さく名前を呼んだ気がした。
けれど、振り返れなかった。
これ以上、彼奴の優しさに触れたら、何かが壊れてしまう。
そう、思ったから。
先生
午前の授業。
黒板の文字が霞んで見える。
チョークの音が遠く、誰かの声も水の底みたいに響いていた。
すち
すちは机に肘をつき、ペンを持ったまま俯いた。
熱がまだ残っている。
けれど、早退するわけにもいかない。
“殺し屋”に、体調不良なんて理由は通用しない。
倒れたら、殺されるだけ。
…大したことじゃない。
少し眠いだけ
視界の端がじわりと揺れた。
次の瞬間、ペン先がノートに落ちた。
生徒達
誰かの声。
教室のざわめき。
椅子が倒れる音。
そして、全てが暗く溶けた。
すち
気がつくと、天井が白く滲んでいた。
消毒液の匂い。
保健室の天井。
みこと
顔を向けると、そこにいたのはみことだった。
制服の袖をまくって、氷枕を換えている。
目の下にはうっすらと隈。
みこと
すち
みこと
声の調子は穏やかだったけど、言葉の奥が少し強かった。
俺は言い返せず、視線を逸らす。
窓の外では、雨がまた降り始めていた。
静かな、保健室の雨音。
すち
みこと
……なんで
俺は息を吸い、言葉を飲み込んだ。
喉が焼けるように痛い。
みこと
みことはそう言って、椅子に座った。
少し距離を空けた位置。
でも、その“距離”がやけに近く感じた。
目を閉じると、微かな音。
みことがノートをめくる音。
氷が溶ける音。
そして、呼吸。
それら全部が、心地よかった。
……懐かしい。
意識が再び沈んでいく。
夢の中で、雨の音がやけに優しく聞こえた。
ぬしぬし
ぬしぬし
♡700
ぬしぬし