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親友と幼馴染、あなたならどっちを信じる?

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親友と幼馴染、あなたならどっちを信じる?

1 - 親友と幼馴染、あなたならどっちを信じる? 第1話

♥

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2020年11月14日

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マコト

はあ、はあ

マコト

やばい…遅れる…

この日、俺は

友人との約束で待ち合わせ場所に向かっていた

マコト

どうしよう…

マコト

あと少し…

マコト

あいつからかな…

マコト

あれ…?

マコト

これって…

ユウヤ

久しぶり、マコト

ユウヤ

誕生日おめでとう

ユウヤ

今日だったよな?

ユウヤ

元気にしてる?

マコト

ユウヤ?

マコト

ありがとう

マコト

急にどうした?

マコト

大学卒業以来じゃん

ユウヤ

マコトのこと思い出してさ

マコト

だとしてもよく覚えてたな

マコト

俺の誕生日なんて

ユウヤ

当然、覚えてるよ…

ユウヤ

忘れるわけないだろ…

マコト

ユウヤ?

マコト

なんかあった?

マコト

ごめん、話したいんだけど

マコト

俺、今日用事あって急いでて…

マコト

今度ゆっくり話そうぜ

ユウヤ

うん…わかった…

ユウヤ

ちなみに今どこにいるの?

マコト

ん?ああ、告別駅だよ

ユウヤ

えっ

マコト

どうした?

ユウヤ

そんな…嘘だろ…

マコト

ユウヤ?どうしたんだよ

ユウヤ

マコト、すぐに逃げろ

マコト

え?

ユウヤ

告別駅は通り魔が出る

ユウヤ

やつに会わないうちに

ユウヤ

早く!

マコト

え、マジの話?

マコト

ニュースとかでやってる?

ユウヤ

なに呑気なこと言ってるんだ

ユウヤ

逃げろ!早く!

マコト

通り魔っていうけどさ…

マコト

人が殺されてるってこと?

ユウヤ

最近は怪我人だけ

ユウヤ

でも去年は…

ユウヤ

死人が出てるんだ

マコト

あはははは!!

ユウヤ

なに笑ってるんだよ!

マコト

心配しすぎだろ

マコト

俺もう大人だよ?

ユウヤ

大学卒業してまだ2年だろ

マコト

そうだけどさ…

ユウヤ

とにかく気をつけろ

ユウヤ

早く遠くに行くんだ

マコト

そんなこと言ったって…

マコト

友人と待ち合わせしてるんだし

ユウヤ

何か違和感があったら

ユウヤ

今日はそのまま帰れ

コツコツ、コツコツ

マコト

あれ…?

ちょうどその時

後ろから妙な足音が聞えた

ユウヤ

どうした?

マコト

今…足音が…

マコト

聞こえた気がするんだけど

ユウヤ

まさか…!

ユウヤ

やばい

ユウヤ

逃げろ!

マコト

わ、わかった…!

コツコツコツ、コツコツ

足音は速くなっていく

ユウヤ

通り魔の特徴は黒い服だ

ユウヤ

確認したほうがいい

マコト

そんな余裕ない

マコト

くそっ!

ユウヤ

マコト?

マコト

少し振り返ったけど

マコト

ちゃんと見えなかった

マコト

黒っぽかった気もする…

マコト

どうしようユウヤ

ユウヤ

とにかく逃げないと!

ユウヤ

マコト、俺の家に来い!

マコト

…え?

ユウヤ

そこから近いから

ユウヤ

うちでやり過ごそう

ユウヤ

その方が安全だ

マコト

わ、わかった

マコト

友人との今日の予定は断るよ

俺は友人に謝り

ユウヤの家に向かう

友人に通り魔のことを話すと

快く了承してくれた

マコト

はあ…はあ…

マコト

(結構走ったな…)

マコト

(ユウヤがくれた地図だと)

マコト

(この辺か…?)

マコト

(もうすぐ着くかな…)

マコト

急がなきゃ…

マコト

(足音は消えたけど)

マコト

(油断はできない)

駅から走り、俺は住宅街へ出た

そこは静かで、誰もいない

…はずなのに

マコト

!?

マコト

(後ろに…誰かいる…?)

後ろに人の気配を感じる

ドクッ…ドクッ…

マコト

っ!

俺は振り返った

そこには

マコト

え…?

モエ

久しぶりだね、マコト

マコト

モエ…?

高校時代の友人であるモエが

不敵な笑みを浮かべ、立っていた

その身は

黒い服に覆われていた

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