あつい、あつい、あつい
今は夏だっけ?
いいや、今は冬のはずだ。
じゃあ、どうしてこんなに“あつい”んだろう──
奏太
奏太
そうだ
俺は
熱湯に沈められているんだ
母親
父親
父親
母親
奏太
熱い…あ…づ…い……
奏太
母親
父親
そのまま俺は朝まで眠り続けた。
奏太
次の日の朝。
昨夜のことがトラウマになり、珍しく早く目覚めた。
俺はもう限界だった。
この家に居るのが。
だから、両親が寝ている隙に家を飛び出した──
どれだけ走っただろう?
辺りは雪で覆われていて、方角すら分からなくなっていた。
奏太
分からなくても、ひたすら歩くしか無かった。
自分が生きるためには──
奏太
奏太
この神社の住職。
澪彩
澪彩
澪彩
奏太
澪彩
澪彩
君には十分その資格がある。
奏太
澪彩
ただ1つ聞いてもいいかな、君をここに追いやったきっかけを排除したい?
奏太
澪彩
奏太
奏太
奏太
笑顔で住職に告げた。
澪彩
奏太
君が新しいお隣さん?
奏太
友花
奏太
友花
奏太
奏太
この瞬間から、俺の中で何かが変わってしまった。
奏太
『ガシャーン!!』
『うわぁぁ!!またやっちゃった…!』
『ほんとに掃除って上手くいかないな〜…』
『料理はできるのに…』
奏太
ピーンポーン
友花
奏太
友花
友花
奏太
奏太
奏太
友花
友花
奏太
友花
奏太
監視カメラもいいかも。)
奏太
『あーあ、彼氏欲しいな…』
『例えば隣の奏太君とか…』
『あ、聞こえてたらどうしよ…』
『…ま、まあ聞こえてないよね…』
『はぁ…奏太君、家事もできて気も効くし優しくて…好きだなぁ…』
奏太
告白しよう、100%成功するはずだ
ピーンポーン
友花
奏太
友花
奏太
気に入ってくれたら嬉しいな…
友花
奏太
引っ越してきた時から笑顔で優しく接してくれて、そんな友花さんに惹かれたの。
だから、もし良ければ付き合ってください。
友花
嬉しい…私も、奏太くんのこと好き…!
奏太
奏太
友花
捕まえたよ 友花♡