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「流星が事故にあった」
母の口からその言葉を聞いて崩れ落ちた
そんな私にトドメをさすように母は続けて言った
「脳を強く打ったらしくて、記憶喪失みたい」
私は夢だと信じたくて
頬をつまんだり、叩いたりしてみた
けど目の前の景色は変わらない
さっきと変わったのは、私の目から涙がこぼれ落ちていること
それだけだ
「お見舞いにでも───」
母が言い終わる前に私は家を飛び出した
一刻も早く流星に会いたかった
1年前
流星
流星
未来
流星
未来
未来
未来
流星
流星
未来
流星
流星
流星
未来
病院までの道のりがやけに長く感じられた
やっとの思いで病院についた
看護師の人に病室を聞き向かった
扉をノックすると
流星
といつもの流星の声が聞こえた
「きっと記憶喪失なんて嘘だ」
と心のどこかで思いながら扉を開けた
未来
流星はベットに上半身だけ起こして座っていた
そのそばには流星の母がいた
流星
流星は困ったように、流星の母を見上げた
流星の母
流星
流星の母
流星の母
流星の母は、すれ違いざまに私の肩に手をおき
流星の母
と言った
未来
流星の母
流星の母は病室から出ていった
流星
未来
流星
私は頷いた
流星
流星は弱々しい顔で笑った
未来
未来
流星
流星
流星
未来
未来
私は驚いた
私達は幼馴染だ、でもここで恋人って言えば…
私が選んだ答えは…