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ボスキと主様

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ボスキと主様

87 - 第87話 静かなる大地、儚き桜 第3章

♥

218

2025年04月17日

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そして、部屋へ戻るとハナマルと ユーハンがいた。

ユーハン!おかえり!

ユーハン

ただいま戻りました。
主様。

ルカス

おかえり。
ユーハンくん。

ベリアン

おかえりなさい。
ユーハンさん。

ユーハン

はい。ありがとうございます。ルカスさん、ベリアンさん。

(そういえば…ルカスとベリアンしか露天風呂に来なかったけど…///ハナマルは、温泉入ってない?もしかして、ユーハンを待ってたとかかな…。)

ハナマル

へッ…。主様。温泉は気持ちよかったか?

うん。良かったよ///
2人はまだでしょ?行ってきて。待ってるから。

ユーハン

あ、いえ、主様をこれ以上お待たせするわけには…。

大丈夫だよ。気にしないでゆっくり入ってきて。

ハナマル

なら、主様は先に飯でも食べててくれよ。そうしたら、俺たちも安心して温泉いけるからさ。

そうユーハンをフォローするように言うハナマルに気づいたのか主は笑顔で頷いた。

わかった。なら、ご飯食べてゆっくりしてるから、ハナマルもユーハンもゆっくり温泉に浸かってきてね///

ユーハン

はい。かしこまりました。それでは、主様のお言葉に甘えまして、私たちは温泉へと行かせていただきます。ベリアンさん、ルカスさん、主様をよろしくお願いします。

ベリアン

はい。大丈夫ですよ。
主様のことは私たちがお傍についてお守り致しますから。

ルカス

そうだね。ベリアン。
だから、ユーハンくんもハナマルくんもゆっくり温泉に浸かって来てくださいね。

うん。

ハナマル

じゃぁ、後でな。主様。

うん。行ってらっしゃい。

そして、2人を見送った後、主は ベリアンとルカスを見て微笑みながら言う。

じゃぁ、ベリアンもルカスも一緒にご飯食べよう。

ベリアン

かしこまりました。
○○さん。

ルカス

はい。○○さん。

そして、温泉へ来たハナマルと ユーハン。

カポンッ

ちゃぷんっ

ちゃぷんっ

ハナマル

はぁ~…疲れがとれるわ~。

ユーハン

ふぅ…そうですね。
ハナマルさん。

すると、露天風呂から戻った観光客と思しき男性がこれまた同じく観光で来たと思われる体を洗うもう1人の男性に声をかけに行く。

観光客男性

なぁ、知ってたか?
この時間、露天風呂の方、混浴なんだってよ。

観光客男性の友人

あぁ。それなら俺もさっき知ったよ。露天風呂入ったら、ばぁさんが入ってて、はじめ俺、女湯と間違って入ったんじゃないかって焦ったよ。

観光客男性

はははっ。

観光客男性の友人

笑い事じゃないって!若い子ならまだしもばぁさんだぞ?萎えるわ~!

という会話が聞こえてきて、ハナマルとユーハンは

ハナマル

なぁ…。

ユーハン

はい…。

ハナマル

主様も露天風呂入ったと思うか?////

ユーハン

…どうでしょうね…///
知らない男性がおられるような所へ自ら望んで赴くような方ではないと私は思いますが…///

ハナマル

だよな。主様に限ってそれはないよな。

ハナマル

(いや、待てよ…。○○、ベリアンとルカス先生と戻ってきたよな?それに、はじめ、露天風呂を教えたのはルカス先生だったな…わかってて、言ってたっつーなら、確信犯か?!ってことは、あの3人一緒に入って来たんじゃないのか?///)

ユーハン

当たり前じゃないですか!主様は恥じらいのあるお方なのですから…///

ハナマル

へッ…。
恥じらいねぇ~。

ユーハン

何ですか?
ハナマルさん。

ハナマル

いや、主様は酔ったら、恥じらいを忘れそうだなぁ~と…。

ユーハン

ハナマルさん。
酔った主様にお手を出されるようなら、私は容赦など致しませんよ。

とハナマルを静かに睨み軽蔑の眼差しを向けるユーハンにハナマルは慌てていう。

ハナマル

だから、俺はそんな事しないって!

ユーハン

わかっていますよ。ハナマルさんがそのような方ではないのは、以前の飲み会で存じ上げております。

と冗談だとでもいうように微笑む ユーハンに逆に顔をひきつらせ ハナマルは思う。

ハナマル

(こわっ。この手の人間は変に刺激しないようにしないとな…。)

ハナマル

あ、あぁ。

そして、2人は静かに温泉へ浸かり 続けるのだった。

ベリアンとルカスと楽しく会話をしながらゆっくり、食事をしていた主の元にハナマルとユーハンも戻ってくる。

ハナマル

お、美味そうなの食べてるみたいだな。主様。

おかえり。ハナマル。

ユーハン

ハナマルさん、主様に失礼ですよ!主様失礼いたしました。ただいま、戻りました。

おかえり。ユーハン。
ほら、2人とも座って一緒に食べよ。あと、ここは私たちしかいないから、名前で呼んでも大丈夫だよ。

ユーハン

かしこまりました。
○○さん。

ハナマル

わかった。○○。

うん///

そして、4人と主は、食事を続けた。 その後、食事を終え、食器等が片付くと主は、みんなとみんなが泊まる部屋に移動しお酒を飲む。

かんぱ~い!

ハナマル

おう。乾杯!○○。

ルカス

フフッ…。乾杯。
○○さん。

ベリアン

フフ…。乾杯させていただきます。

ユーハン

私も乾杯させていただきます。○○さん。

カチン

そして、ハナマルはグイッとおちょこに注がれた焼酎を勢い良く飲む。

ハナマル

っか~!うまいわ~!

ユーハン

ハナマルさん、○○さんの手前ですよ。自重してください。

ふふっ。いいよ。いいよ。飲みなんだから、ここからは、無礼講で。

と笑う主に

ルカス

○○さんが、そうおっしゃられるなら、私も遠慮はいらないね。

うん!

ベリアン

それでは、私も。

とルカスとベリアンもワインを嗜む。それを見てユーハンも

ユーハン

フフッ…。それでは、私も失礼致します。

そういうとユーハンもハナマルと同じように焼酎をグイッと飲む。

ハナマル

おぉ!
ユーハンも飲むね~。

ユーハン

フフッ…。○○さんから許可を私はいただきましたからね。

私も飲む~!

というと主もグイッと焼酎を飲む。

ベリアン

フフ…。○○さん、今からそのペースでお飲みになっては、後が続きませんよ?

大丈夫だよ~。ね?
ハナマル!

ハナマル

へッ…。まぁ、○○は飲める口だからな~。

ユーハン

ハナマルさん。そのように、飲ませすぎて以前、どうなったのかをお忘れですか?///

ハナマル

あ、まぁ~。
あれは、あれで…///

ルカス

フフッ…。○○さんはどのようなお姿をお見せになったのかな?

…/////

主は、その時を思い出し赤面する。 そんな主を見て、みなはお酒を 飲みながら思う。

ベリアン

(そんなに照れられて、○○さんは可愛らしいですね。)

ルカス

(○○さんは、本当に可愛いいね。私は、そんな○○さんを手放せそうにないよ。)

ハナマル

(そんな照れて、恥ずかしがる○○を俺は以前、抱いたのか…。なんか、実感わかねぇな…。)

ユーハン

(そのように、お顔を赤くして照れていらっしゃる○○さんもお可愛いですね。)

もう…///
みんなそんな私をジロジロ見て!今日は自重するもん!///

と頬を膨らます主にみなは笑う。そして、そんなみんなを見て主も笑い、みんなで楽しくお酒を飲むのであった。

夜もふけった頃

ハナマル

○○~。そろそろ離れてくれよ~。

やだ~!

酔った主はハナマルの腰周りに 抱きつき離れない。

ベリアン

あらあら…。○○さん、そろそろお開きですよ。お布団に入って眠りましょうね。

やだ!

ルカス

おやおや、○○さんは酔うと色っぽくなると聞いていたのだけれど、今日は、甘えん坊の日みたいだね。フフッ…。

ユーハン

いかが致しましょうか?

ハナマル

こうなったら、仕方ないな。俺は○○を布団に寝かせつけてくるわ。

ベリアン

はい。お願い致します。ハナマルさん。
それでは、私は、こちらを片付けておきますね。

ルカス

ユーハンくんは、私と少しいいかい?

ユーハン

はい。ルカスさん。

ハナマル

さぁて、○○。
行くぞ~。

やだ~。

ハナマル

大丈夫だって。
一緒に行くから。

ほんと?

ハナマル

ほんとほんと!だから、
1回離してくれよ~。

うん…。

そして、ハナマルから離れる主をゆっくり立たせ、肩に手をあて、転ばぬように支えるハナマルの服の裾をキュッと掴む主は、みんなの部屋を後にし、お布団へと向かう。 そして、そんな主を見送ったあと、ベリアンは片付けをし、ルカスとユーハンは自分たちのだけを片付けると部屋を出て外に行くと話をする。

ルカス

本題の前にユーハンくん。主様の話はハナマルくんから聞いたかい?

ユーハン

はい。ハナマルさんから伺いました。
私も出来る限り、主様を支えることに尽力致します。

ルカス

ありがとう。よろしくお願いするよ。
それで、本題だけれど、今日はなにか収穫はあったかい?ユーハンくん。

ユーハン

いえ、手がかりは何も…。

ルカス

そう…。やはり、一筋縄ではいかないようだね…。わかったよ。ありがとう。後は私の仕事だから大丈夫だよ。疲れただろう?ゆっくり休んでね。

ユーハン

ありがとうございます。では、失礼します。
ルカスさん。

ルカス

うん。お疲れ様。
ユーハンくん。

と見送るとルカスは暫く考え込みながら、空で大輪を咲かせる白い月を 見ていた。

一方、主とハナマルは

ハナマル

○○。お布団だぞ~。
ほら、入った入った。

というとハナマルは主を布団に入れ、毛布をかけると傍に座り、主の右手を自身の左手で握る。

ハナマル…。

不安そうにハナマルのその握った手が離れないようにギュッと握り、ハナマルの名を呼ぶ主に

ハナマル

大丈夫だ。○○が眠るまでちゃんと傍に居るから。

………お願い。一緒に布団に入って一緒に寝て。

ハナマル

それは、ダメだ。ハナマル様に食べられちゃうぞ~。

とわざとニヤニヤして右手で、主の頭を撫でるハナマルに主は頬を膨らませ言う。

……ハナマルはそんなことしないもん。

ハナマル

なんか、○○の中で俺、神聖化されてない?確かに酔った○○に手は出さないけども…俺も男なわけよ?わかる?

わかってるもん!

ハナマル

いや、わかってないな。○○は。

わかってるもん!!

ハナマル

ならさ。そんな俺がこんなことをして来たら、○○はそれでも、一緒に寝たいっていうのか?

というと、主の布団をはぐと主の上に覆いかぶさり、主の両手首を主が身動きの取れないように両手で主の顔の横で押さえつけるとキスしそうな距離で再びハナマルは尋ねる。

ハナマル

どうなんだ?

その目は、男性の欲を帯びた目で真剣な表情のハナマルに主は怖気付く。

うっ…。ハナマル…
怖い…。

と泣き出しそうになる主からすぐ離れ、かけ布団を再び主にかけると横に座るハナマルは主の頭をなでる。

ハナマル

そうだ。男ってのは、本来、怖い生き物なんだよ。だから、そのことを忘れないでな。まぁ、でも、怖がらせて悪かった。もう、何もしないから、安心して眠れよ。ちゃんと、眠るまでは傍にいてやるからさ。

いつもの優しいハナマルが主に微笑み頭を撫で続けるのを見て、安心した主は、再びハナマルの方に寝返りをうち、ハナマルの左手を今度は両手で離れないように握り目を閉じる。

すぅ~すぅ~。

ハナマル

おっと…。思ったより、早く寝ちまったな。でも、悪いな。○○。怖い思いさせて。今、きちんとわからせないと、今後、○○は○○自身を危険に晒すことになっちまう。そうなってからじゃ遅いだろ?だから、わかってくれよ?○○。

そう独り言をいうと、ハナマルは主の両手を布団の中に優しく入れ、かけ布団を整えると、眠る主を横目に微笑み部屋を後にする。

ハナマル

おやすみ。○○。

翌日、依頼が終わったということで屋敷へと帰宅する主一行。その馬車の中、ベリアンとユーハンと主は話を していた。

ベリアン

主様。本日の体調はいかがですか?

大丈夫だよ。

ユーハン

主様は、本当にお酒が
お強いのですね…。

ベリアンやユーハンは
大丈夫?

ユーハン

はい。私は、何ともございません。主様。

ベリアン

はい。私も問題ございませんよ。主様。

そっか。ならよかった。

といつものように笑う主。それを見て、ユーハンは言う。

ユーハン

主様。私はいつでも主様のお味方です。ご安心して日々をお過ごしくださいね。

え、あ、うん。
急にどうしたの?
ユーハン。

ユーハン

いえ、お伝えしたくなりましたので、お伝えさせていただいただけで、特に深い意味はございません。

そ、そう。

ユーハン

はい。

ベリアン

主様。私も主様のお味方ですから、ご安心くださいね。いつでも、お傍でお守り致しますから。

ベリアンまで…。うん。ありがとう///

わけがわからないというような主を他所に2人はただ、主の幸せを願い 見守るのであった。

グロバナー家、本邸

フィンレイ

ふむ。そうか。
ご苦労であったな。

ルカス

いえ、結局、手がかりとなるような物はこちらでは、見つけることは叶いませんでしたから。

フィンレイ

いや、残党だけでもイースト諸侯同盟に引き渡せた故、しばらくは、向こうもそれ以上はこちらへ追求はしてこないだろう。

ルカス

はい。失礼ながら、私もそう思います。
フィンレイ様。

フィンレイ

ふむ。話は終わりだ。
下がるが良い。

ルカス

かしこまりました。失礼致します。
フィンレイ様。

そして、ルカスが去った後、 フィンレイは暫く書類仕事をし、 休憩に1人で散歩に出るのであった。

主は、することもなく、何となく1人で散歩に近くの丘へ来るとそこでは、1本の桜が後れ咲きをしていた。

綺麗…。

そういうと、主は桜の木の下に行き、桜の木の下に座り、桜の木に背をあて真上を見る。そして、風が吹き、散り舞う桜の花びらを見ながら、どこか懐かしく切ない気持ちになり、目を閉じるとそのまま深い眠りについてしまう。

フィンレイ

桜か…。後れ咲きとはずいぶんとのんびりな桜のようだな。ん?あれは、悪魔執事の主ではないか。何をして…。

フィンレイは、桜の木の下の主に 気が付き、静かに近寄っていく。

フィンレイ

(眠っておられるのか…。)

そして、フィンレイは、その主の横に静かに座り、頭上の桜を見る。

フィンレイ

美しいな…。

すると、主は背もたれにしていた桜の木からズルッと滑りフィンレイの左肩に主の頭が置かさり、体もフィンレイにあずける形となる。

フィンレイ

…ふむっ。疲れておられるようだな。しかし、これでは、体が痛くなってしまうだろうな。

というと、フィンレイは、優しく主の体を支え、右膝を立て左足を伸ばすように座り直すと、主の頭を自身の左足の太もも辺りに乗せ、そのまま、眠らせる。そして、その主の眠る横顔を 見て笑うと

フィンレイ

フッ…。
寝顔は幼いな…。

そういい、主の頭を右手で撫でた。

しばくした後、主は人の温もりを感じ目を覚ます。

(温かい…。
それに、落ち着く匂い…。誰だろう…?)

フィンレイ

目を覚まされたか?
悪魔執事の主よ。

フィ…フィンレイ様!

と慌てて起きあがる主。

パサッ

え…?

そして、フィンレイが主に自身の上着を脱ぎ、主の上半身にかけていたことを知る。

フィンレイ様…。もしかして、私のために…?

フィンレイ

気持ちよさそうに眠っていたのでな。だが、こんなところで執事もつけずに眠るのは感心しないな。

す、すみません…。

フィンレイ

私が通りかかったから良いものの。変な男であれば、そのように無防備な者をほってはおかないだろう。十分、気をつけるが良い。

はい…。
本当にすみません…。

フィンレイ

フッ…。だが、そなたの気持ちもわかる。この様な美しく、穏やかな場所では眠気に誘われてしまう…。

フィンレイ様…。

フィンレイ

そなたも、この桜を見に来られたのであろう?

…はい。フィンレイ様。

と微笑む主に一瞬、フィンレイは 胸に高鳴りを感じる。

フィンレイ

そなたは、そのような表情もするのだな…///

はい?え?私、なにか変な顔をしていますか?!

と慌てて頬に手を当てる主に フィンレイは言う。

フィンレイ

いや、ただ、そのように笑うこともあるのだなと思っただけだ。気にされるな。

そういい、フィンレイも立ち上がるとズボンの後ろの草をほろい、上着を掴み気直し、身なりを整える。

フィンレイ

そなたも起きられたようだし、私はこれで失礼する。

あ、はい。ありがとうございました。フィンレイ様。

フィンレイ

フッ…。
次は気をつけられよ。

は、はい…///

そういい、その場を去るフィンレイを見送り、主も身なりを整え屋敷へと 戻るのであった。

おわり

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