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主
主
主
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太陽
意識が戻ったらまた、周りは血の海だった。
太陽
返り血をたっぷりと吸った服を絞る。
ぼたぼたぼたっ、という音を立てて、真っ赤な雫が落ちていく。
美しくも禍々しい深い深い赤。
顔に散った血を乱暴に拭う。
この作業が、慣れてしまったのは、いつからだったっけ。
血を見ても、何も思わなくなったのは。
この濃厚な血の匂いに、吐き気がしなくなったのは。
自分が、たまらなく怖い。
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