翔くんに
カップルコンテストに誘われて
たくさん悩んでたら
あっという間に文化祭の
前日になっていた。
優
1人で最後の仕上げの準備に取り掛かっていたら
相葉くんが来た。
雅紀
優
相葉くんとのキスシーンは、本番の一発勝負でやることになった。
…けど
優
雅紀
…
憎めない笑顔。(笑)
優
キスシーンのことは
あえて
聞かなかった。
雅紀
優
雅紀
優
どうしよ…。
カップルコンテスト…
本当は
大野くんと出たい。
けど
そんなの絶対に
無理ってわかってる。
けど…
私やっぱり
大野くんと出たい!
翔くんに断ろうと
翔くんの教室へ向かう途中
窓から見える屋上で
誰かと誰かが
抱きしめあっていた。
まぁ…
ラブラブなことで(笑)
うらやま……
…え?
優
抱きしめあっていたカップルの
男は、大野くんだった。
Satoshi_side
劇がまた気に入らなくて
屋上にいる俺。
なんなんだよ、あれは。
なんで相葉と優ちゃんがキスしなきゃならないの。
俺だって優ちゃんと
キスしてぇよ。
今からでも
俺が相手役してやるし。
つっても
出来ねぇもんだし。
智
相葉とのイチャイチャシーンが頭から離れず
イライラする。
そんなとき
いきなり女が屋上に入ってきた。
…誰だよ。
こんなときに。
???
その女は
俺を恐がらず、普通に話しかけてきた。
莉子
優ちゃんと…
付き合ってる?
智
莉子
智
莉子
智
その場を離れようとした女を引き戻そうとして
腕を掴んだら
勢いすぎて、俺の胸の中に飛び込んできた。
莉子
智
莉子
…は?
櫻井と優ちゃんが
付き合ってる?
莉子
俺はその場で
立ちすくすしかなかった。
なんなんだよ。
やっぱり…
俺の一方通行だったのかよ。
なぁ…
優ちゃん。
俺のコト
スキじゃなかったのかよ…
Sho_side
文化祭が前日ということもあり
教室は準備で忙しく慌ただしい。
少し休憩しようと
廊下に出たら
廊下に座りこんでる優が目にはいった。
ゆっくり近づくと
俺に気づいたのか、顔を俺の方へと向けた。
優
小さな弱々しい声で、俺の名前を呼んだ優は
明らかにおかしくて。
何かあったんだと
すぐに確信した。
翔
優しく声をかけるけど、優は何も喋ってくれない。
翔
そう言って、優の腕を掴んで立たせてあげようとしたけど
思った以上に優は動かなかった。
翔
そう言って
俺は優をお姫様だっこして
保健室へと向かった。
コメント
3件
翔くんにお姫様抱っこされたいよ !
でもまたそこがいい!
翔くんにお姫さま抱っこなんて恥ずかしいですよね!