コメント
2件
翔くんがめちゃかっこいい。 続きが気になります。
とても良かったです
翔
そう言われた瞬間
翔くんにお姫様だっこをされた。
優
足をバタバタして降ろしてもらおうと必死に抵抗したが
ムキムキな翔くんに敵うはずもなく
されるがままに
向かった先は
保健室だった。
翔
優しく私をベッドに降ろした翔くん。
優
翔
優
翔
優
翔くんにお姫様だっこしてもらってたときは
ドキドキしてて忘れてたけど
今頃になって
あのシーンを思い出す。
今頃になって…
涙が出てくる。
翔
翔くんに頭ポンポンされながらそんなセリフを言われると
もっと涙がでてきた。
優
思わず翔くんのシャツを掴むと
目の前がいきなり
真っ暗になった。
いきなり目の前が真っ暗になったと思ったら
…私
翔くんに抱きしめられているんだと思った。
翔くんに抱きしめられるのは、これで二回目。
そんなこと思っていると、だんだん強く抱きしめる翔くん。
優
って呼んでも、翔くんは返事をしてくれない。
そんな状態で、5分くらいが経ったとき
ようやく放してくれた翔くん。
翔
優
翔
優
翔
優
翔
優
翔
あのシーンがまたフラッシュバックしてきて
うん。って
頷いた。
翔
うんって頷いた瞬間、翔くんが大袈裟に喜んでいた。
優
翔
優
翔
優
そのあと
少し複雑なキモチになったけど、さっきより元気になった。
…気がした。
教室に戻ると
みんなは最終チェックに入っていた。
雅紀
優
まぁ、それはそれは
前に見た短いスカートの衣装。
智
優
智
優
さっきのシーンがまたフラッシュバックしてきて
日本語がカタコトになってしまった。
智
大野くんは今まで見たことないくらいに
ヒーヒー言いながら笑っている。
優
雅紀
そんな和やかな雰囲気のとき
相葉くんがやってきた。
優
無理矢理腕を引っ張る相葉くんに
名前を呼ぶけど、相葉くんはずんずんと前へ歩くだけ。
そして
やっとたどり着いた場所が屋上だった。
優
相葉くんにとっては、普通に歩いていても
私はずっと小走りしていたから、少し息切れ。
そんなとき
雅紀
って
相葉くんがニコッて笑った。
相葉くんから出た
意外な言葉に
まさしく私は図星で。
雅紀
優
雅紀
優
雅紀
優
最悪…。//
そんなに顔に出てたなんて、気付きもしなかった自分に恥ずかしい。
雅紀
優
雅紀
優
雅紀
優
抱きしめあってる?
ってもしかして、あのときの放課後?
それを誰かが見てたなんて、気付きもしなかった…
雅紀
優
雅紀
Masaki_side
応援できないかも。
かいちょーに言ってはイケナイ言葉を言ってしまった。
でも、本音だった。
翔ちゃんとは、中学からずっと一緒で
一番の友達。
って、俺が勝手に翔ちゃんを一番の友達って思ってんだけど(笑)
だけど
それくらい翔ちゃんにはかいちょーと結ばれてほしい。
だって
1年からずっと、かいちょーに片想いをしてる翔ちゃんをずっと近くで
見てきたから、尚更。
かいちょーと少しでも一緒にいたいからって
生徒会にも自分から立候補したり
苦手な運動も
俺にスーポツ万能な男にして!って無茶なお願いしてきたり。(笑)
サッカーも、かいちょーに少しでもカッコいいとか、俺を見てほしいからって
頑張って、エースになった。
そんなに頑張ってるのに。
約三年間かいちょーだけを想ってきたのに
翔ちゃんのがかいちょーを想うキモチは誰よりも負けてないのに。
今さらフラッと出てきた人に、かいちょーとは結ばれてほしくない。
それに相手は
金髪だし、不良だし。
女の子の噂だって、今もなお、絶えない。
なぁ…
かいちょー。
そんな悲しそうに
笑うなよ。
俺
翔ちゃんのが
幸せにしてくれる。
って思ってるよ。
今までの翔ちゃんのキモチを教えたら
かいちょーは
どうする?
それでも大ちゃんを
スキでいる?
かいちょー。
優
かいちょーの悲しそうな笑顔で、ぎこちない感じで話かけてくる。
優
雅紀
ガチャン
かいちょーはそう言って、屋上から出ていった。
かいちょーは
本気で大ちゃんに恋をしているんだね。
ガチャッ
翔
雅紀
翔
雅紀
翔
莉子ちゃん。
あぁ
カップルコンテストのことか。
翔
雅紀
翔
雅紀
早く行ってラブラブしてこいって
翔ちゃんが笑った。
翔ちゃん…
俺
何もできなくて、ごめん。
何も…
出来なかった。