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コメント
5件
主さん天才ですか!!?めちゃくちゃ最高なんですけど!!続きも待ってます!
2日連続で更新は嬉しい🥹また楽しみにしてます!!
アロハ
最近ずっと落ち着かない
アロハ
あの日以来 俺はカイくんのことを気にしてばかり
例の痴漢犯とは鉢合わせすること無く 俺は普通に電車を使い続けてる
アロハ
なんて誰も聞くことの無い1人文句
アロハ
そんな疑問が生まれて 俺はあの日のカイくんを思い出してしまう
すると身体が熱くなって どうしようもなく触りたくなった
アロハ
そして俺は自分のに触れた
アロハ
柔らかかったのがすぐに硬くなって そこはひどく熱を持った
アロハ
俺はあの日カイくんにされたみたいに 上下に手を動かした
カイくんの手を思い出すと だらだらと蜜が溢れてくる
アロハ
ひどく気持ちよかった
そうしていると後ろもヒクついて 俺は前から出た蜜をすくい上げて後ろに触れた
アロハ
痛いと思っていたけど ズプズプと自分の指を簡単に飲み込んだ
アロハ
中は指が溶けそうなくらい熱かった でも全然物足りないとすぐに気づく
アロハ
いくら指を動かしても なんだか物足りなくて 俺は前も同時に弄った
アロハ
自分だけじゃどうしようもない 俺はひたすらカイくんにされたことを思い出して 左右の手両方を激しく動かした
アロハ
思い出さないとイけない そう強く思った
カイくんの体温 カイくんの匂い カイくんの表情 カイくんの手や指 カイくんのが…入ってる感覚 俺は事細かに全部思い返した
アロハ
そばにいないカイくんの名前を呼んだ
アロハ
アロハ
俺はひとりで果てた
アロハ
汚れた手、指、お腹
それを見て
アロハ
そんなふうに思った
カイくんを想うそんな毎日が続いたある日
メンバーでご飯に行くことになった
色々仕事が続いたから お疲れ様会みたいな感じらしい
明日からは数日オフ
俺はモヤモヤを晴らしたくて ぐいぐいと飲んでしまい すっかり酔ってしまった
カイ
アロハ
カイ
アロハ
ゆっくりと目を開ける
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
カイ
俺の話し方を真似してカイくんがそう言った
アロハ
カイ
べろべろな俺なんか 置いてけばいいのにって思った
アロハ
シラフだったらこの2人の空間に 耐えられなかっただろうな
多分俺は泣いてカイくんを困らす
カイ
カイ
カイ
カイ
カイくんにひょいっと立たされる
アロハ
アロハ
駄々をこねる子どもみたいに俺はそう言った
カイ
カイくんがいよいよ呆れてきたと思った でも次の瞬間
カイ
アロハ
アロハ
軽々とおんぶされてしまった
アロハ
カイ
カイ
サラッとそう言って 本当にカイくんは店を出た
本気でそのまま外に出たこの人
アロハ
アロハ
アロハ
俺はバタバタした
カイ
カイ
なんて言っているけど カイくんはそっと下ろしてくれた
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
確かに図星だった カイくんとふたりでいたら悲しくなるから きっと1人で静かに帰ったと思う
アロハ
カイ
アロハ
カイ
カイ
アロハ
俺はだいぶ記憶を失っているよう
今言われて思い出した
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
俺は動揺しまくりだった
カイ
カイ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
俺の携帯もつかない
カイ
アロハ
ほんとに手段がなくて困り果てる しかもこんな時にカイくんと一緒…
カイ
その言葉を聞いてドキッとする
繁華街の中なのに 時間が一瞬止まったように感じた
アロハ
カイ
カイ
あまりにハッキリ言うカイくん
アロハ
何だか恥ずかしかった
カイ
カイ
カイ
優しく微笑んでそういうカイくん
でも "何もしない"がとても寂しく感じてしまった
アロハ
俺だけそんなモヤモヤを抱え 俺たちは1番近いラブホテルへと向かった
無事に部屋に入ることが出来て 俺たちはベッドに座った
アロハ
カイ
優しく静かにそう言われた
アロハ
俺は微笑んでそう返して 浴室へと向かった
-30分後-
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイくんが浴室に向かって 俺のいる部屋はシーンとしていた 聞こえるのはカイくんのシャワーの音だけ
アロハ
ずっと目で追いかけてた人がすぐそばにいる カイくんを近くで感じる それはすごく嬉しかった
でも、ずっと何かが 引っかかっているのは俺だけで
無かったことにされてるみたいで それに対して悲しさや寂しさが入り交じって
俺なんかどうでもいいんでしょって 反抗的な俺もいて
アロハ
俺はひとりでずっとモヤモヤしていた
-30分後-
カイ
カイ
カイくんが帰ってきた
俺と同じバスローブを着ているのに カイくんはひどく色っぽかった
アロハ
本当に色々悩んでいて 今この瞬間も色っぽさにも飲まれている
でもそんな素振りは1ミリも見せず 俺はいつも通り普通の自分を演じた
アロハ
カイ
カイ
そう言ってカイくんは笑った
カイ
カイ
アロハ
アロハ
そう だからこそキツいんだ
カイ
アロハ
そして俺は少し気を弛めてしまう
カイ
アロハ
カイ
アロハ
すると何かが頬を伝った
アロハ
涙だった
アロハ
拭いても拭いても 次々に涙が溢れてくる
アロハ
抑え込んでた気持ちが溢れた
ダムが決壊するみたいに
カイ
カイくんは俺の涙を指で拭った
カイ
俺は溢れてくる涙を止めるのに精一杯で 反応できずにいた
カイ
カイくんは謝ってきて 俺を優しく抱きしめた
ぎゅってされて 髪も撫でてくれた
まるで大切な人に触れるみたいに