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美明 みあ 当時中学生
颯人 はやと 当時中学生
太陽の光を浴びたあの暑い夏
私は君と出会った
もう何年経ったか覚えていないのに あの時のことはまだはっきり覚えている
あれはわずか数秒の出来事だった
ドンッ!
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
ピロン♪
美明
颯人
颯人
美明
はやと
mia
はやと
mia
はやと
mia
はやと
mia
はやと
mia
はやと
mia
はやと
この出会いが後に自分の首を絞めることになることなんてまだ思っていなかった
次の日もまたその次の日も LINEをずっとしていた
気づいたらなんでも話すことができるくらいの仲になっていた
颯人
美明
颯人
美明
付き合ってはいないが仲の良い友人としての関係だった
気づけばいつもここ(学校の屋上)にいた
そしていつも2人でここで話すのが日課だ
美明
颯人
颯人
美明
美明
颯人
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
まもなく花火がはじまります(アナウンス)
美明
颯人
花火の下で最高な笑みを浮かべる君はすごく輝いている様にみえた
美明
颯人
また笑った、笑顔が似合う人だ
颯人
美明
美明
颯人
美明
颯人
美明
親切で優しい君、やっぱり笑顔が似合う
颯人
美明
颯人
夏休み
私たちはまだ仲がいいままだった
いつかこの関係がなくなるのかなぁなんて考えていたらあっという間に1日が過ぎた
でもそんなことは絶対ない! とも半分思っていた
颯人
美明
颯人
美明
颯人
笑みをうかべる君
会えない間もやっぱ変わっていなかったんだな、かっこいいな笑ってる姿
美明
颯人
美明
夏休みどうだったかきかれていたけれど私たちは夏休みもちょくちょく遊んでいた
ずっと続けばいいのになぁなんて呑気なこと考えている時間はもうなかった
数日後
いつもの場所
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
颯人
美明
颯人
美明
気にしないはずがないじゃない
いつもの笑顔で笑ってみせているつもりの君は全然違う
いつもの笑顔とはちがう
どこか疲れているように感じた
数日後
クラスメイトの声がきこえる
ねぇ、最近5組のあのイケメンくん学校に来てなくない?
だよね?私も思ってた
私は颯人がずっと学校に来ていると思っていた、屋上に来ないだけで
空を見上げた
美明
いつも笑顔でまた笑ってほしかった
でもあの日の笑顔はやっぱり違った
だめだ、全くわからない
本当は私
颯人のことなにもわかっていないのかもしれない
美明
はやくきてよ颯人
もう待ちくたびれちゃったよ、
美明
もう待ちくたびれたよ私
またあの笑顔で話しかけてよ
こっちをみてよ、
???
なに、誰の声、まさか颯人?
美明
颯人
美明
颯人
美明
一安心していた
ある日の屋上
美明
もう颯人が来なくなって10日目
流石におかしい
10日前までは普通にここにきていた
美明
美明
颯人
美明
美明
美明
いつもと違う
絶対にいつもと違う
颯人
そうやって笑うけど、いつもと違う
美明
颯人
あ、この笑顔は前と一緒だ やっぱ最高の笑顔だなぁ
美明
颯人
美明
颯人
まさかこうなるとは思っていなかった
颯人がニュースででていたあの難病の男子中学生だったっていうこと
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
美明
颯人
この笑った顔、やっぱりいつみてもかっこいいなって思った
あのように笑っていたことは数日前
もう笑うこともなくなって限界そうだなと 思っていた
余命わずかでもせめて1ヶ月はあるだろうと思っていた
私は颯人の余命に対して 甘い考えをしていた
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
美明
颯人
颯人
美明
颯人
美明
颯人
鼓動がはやくなる
颯人
美明
さいごのさいごも全力の笑顔で笑いかけてくれた君はすごく輝いていた
でも本当はやっぱり後悔している
こんなことになるなんて思っていなかったし、廊下でただぶつかっちゃただけなのに
この3ヶ月間がすごく濃かった
自分には勿体無いと何度も思った
苦しいよ、寂しいよ
1人って寂しいよ
もしかしたら、と向かって行ってみたが やっぱりだめだった
美明
置いてかないで
私をおいていかないで
颯人
颯人の声がした気がした
私おかしくなっちゃったのかな
1人は苦しいよ、でもあの3ヶ月は忘れられないよ、思い出しちゃうよ、
出会って毎日LINEをして、 夏祭りにも行った、花火もみた
夏休みもたくさん遊んだ
夏休みが明けてもちょくちょくここでよくお話をしていた、
なのに、なんで気づけなかったの
もっと前から出会ってればよかったのに
もっともっと一緒にいたかったよ
これからも一緒にいれると思ったのに、
あの笑顔でまた笑いかけてよ
美明
美明
あの3ヶ月間は忘れられない
美明
あの時は楽しかったな、 その後はずっと苦しかったけど、
颯人がいなくなってからずっと私は鎖が全身に巻き付けられたようなぐらいに重い感覚になってしまい体調を崩した
またいつか逢えたらいいね
たった3ヶ月の短い期間
私はあなたと友達でした