告白の場所は
このちょっと汚れた1LKの部屋
帰って来た時 不自然な花なんて持ってるから
何かあるなって思ってた
いつも一緒にご飯食べて
くだらないテレビで笑って
女子力も可愛さもない私に こんな幸せが来るなんて
思ってもみなかった
君は婚姻届を雑にポケットに 入れたみたいだから
少し書きにくかった
でも、判子を押す時 なんか二人で感動しちゃって
出してもいないのに ずっと泣いてたね
挙式できるお金なんてないから 私は別にいいやって思ってたけど
君の提案に凄く驚いた
ウエディングドレスなんて 持ってるわけないから
友達のパーティーに着ていった 青色のワンピース
君は自分の小説を 編集者に出す時にきたスーツ
近くの花屋で買った 小さな紫陽花とマリーゴールド
クリスマスの飾り付けに使った ライトとかを部屋に飾って
祖母の形見の髪飾りをつけて
けいすけ
りん
有名な結婚定番曲を 少し小さめにかけて
けいすけ
りん
りん
けいすけ
憧れの教会もなく ウエディングドレスもなく
理想とは少し違ったけど
でも 嬉しかった
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