テラーノベル
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その予想は
大きく外れていた
お医者さんが真剣な眼差しで
僕達に告げたのは
“妊娠しています”
さ💗
こ💙
頭がフリーズしていた
陰性という文字を見るのが嫌になって
最近は妊娠検査薬をしていなかった
ここ最近の体調不良は
つわりだったんだ…
僕はすごく嬉しかった
けれど君は
少し複雑な表情をしていた
何故そんな顔をしていたのか
この時は特に気にしていなかったけど
それは後に知ることになる
こ💙
さ💗
こ💙
それからの日々は
辛いことだらけだった
食べても戻すし
気持ち悪いし
赤ちゃんがいるってだけで
すごく辛いんだなぁって
でも
赤ちゃんがいるんだって思うと
どんな辛いことでも耐えられた
こ💙
お腹にも話しかけたりした
さ💗
彼は真剣な顔で僕の名前を呼んだ
こ💙
さ💗
さ💗
さ💗
こ💙
なんなんだろう
さ💗
さ💗
そう告げられた
こ💙
さ💗
さ💗
こ💙
こ💙
これはそう
俺の友達の話
その友達もまた
俺たちみたいな関係だった
で
彼女さんが妊娠した
リスクを負ってでも自然に産みたい
そう言ったらしい
だから承諾した
だけど
その彼女さんは耐えられず
出産後に命を落とした
俺もその時一緒にいた
“出産おめでとう”って
そうすぐに祝いたかったから
だけど
できなかった
ころんの妊娠が判明した時
フラッシュバックしてきた
ころんが死んだら…
そう考えてしまうようになっていた
子どもは嫌いじゃないけど
俺にはころんしかいないんだ
こ💙
全ての話を聞き終え
僕は決断した
こ💙
こ💙
彼はほっとした顔をした
さ💗
さ💗
さ💗
傷をつけたくない
それはこの事だったのか…
こ💙
こ💙
こ💙
さ💗
コメント
9件
最高です!💕
ふぉろー失です、!
連載自体にブクマ失礼します!