保健室に入った途端 咲姫はストンっと勢いよく椅子に座った その時の咲姫の顔はとても真剣で あぁ、これから説教かな、と思った。
咲姫
紬、
急に低い声で喋りだした咲姫に ビクリと反応してしまった。
すると咲姫は急に椅子から立ち上がったと思えば 私を優しく抱きしめた。
紬
ッえ、
突然のことに戸惑っている私を 咲姫は気にせずに話しだした
咲姫
よかったぁ、
咲姫
屋上なんかに行ってたからッ、
咲姫
もしかしてッ、って、思ったよ、
紬
…
今にも泣きそうな声でそう言われ 私はこの子をこんなにも心配させてしまったんだ と、後悔した。
紬
ごめん、