剣持刀也の病み

剣持が病みます 過激な表現が含まれます R18 口調などが間違っていたらすいません このことが嫌なら見ないようお願いします

バッドエンドバージョン

第3話続きから

お願い

生きて

俺たちは急いで病室まで向かった

俺は勢いよく病室の扉を開けた

そこにはベットで寝ている刀也さんと

それを囲むようにしてライバーさんたちがいた

俺は膝から崩れ落ちた

そういったすぐ直後にお医者さんが入ってきた

記憶喪失です

俺は頭が真っ白になった

みんな黙ったままだった

言葉を話せる状態じゃなかった

みんなは泣いていた

俺は悲しすぎて涙すら出てこなかった

俺は冷たいヤツだって言われるだろうな

お医者さんたちは気遣って外に出た

泣いていいんですよ

俺たちは何度も何度も病室に通い続けた

刀也さんが目覚めるまで

記憶を取り戻せるまで

でも結局元には戻らなかった

でも刀也さんは優しいからすぐに俺たちを受け入れてくれた

俺たちは新しい刀也さんと過ごそうと決心した

俺はもうとっくに記憶を取り戻していた

みんなが辛そうにしていたのは本当に謝りたかった

でも今までの 剣持刀也 でいることは無理だった

みんなや医者にバレないように

必死に隠してきた

記憶を無くしたことにしたら少しは救われると思った

でも違った

みんなが帰ったあとこっそりパソコンをみた

剣持刀也 と検索した

すると励ましの声に混じって まだアンチがいた

みた瞬間息ができなくなった

生きていても

いいことなんか1つもない

がっくんたちには感謝している

でもやっぱり無理

僕は

俺は

どこに行っても救われない

それならいっそ...

自分で終わらせた方がいい

ライバーグルラにて

俺は病院の屋上に来た

今日は空が綺麗だった

無意識に涙が出ていた

俺は屋上の端にたった

その時屋上のドアが開く音がした

そこにはがっくんと他のライバーたちがいた

グシャ

2週間後

あの時俺の目の前で刀也さんは死んだ

あとからわかったことだが

刀也さんは記憶をとっくに取り戻していたらしい

最後まで俺は刀也さんに気を使わせてしまった

俺は今自分のマンションの屋上に来ている

ためらいは無かった

俺は屋上の端にたった

そして俺は

飛び降りた

最後に刀也さんが見えたような気がした

ドシャ

END