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初めての恋人

第9話 - 第9話　貴方のことが

2025年05月01日

#進撃の巨人

#進撃の巨人夢小説

さらん

アニ

へえ

アニ

アンタが兵長の事好きとはね

◯◯

…うん

アニ

兵長、幼稚い人だね

◯◯

え、え…？

アニ

自分の都合で嫌な思いさせる
とか有り得ないでしょ

アニ

私だったら殴ってる

◯◯

まじかよ

◯◯

…私はアニみたいに
ズバって言えないからなぁ

◯◯

正直羨ましいよ

アニ

じゃあ言えばいいじゃん

◯◯

え？

アニ

何で睨むんだよって

アニ

こっちはただ会いたかった
だけだって

◯◯

ええ、でも

アニ

言わなきゃあの鈍感には
察せないと思うよ

◯◯

それは、仲直りってこと？

アニ

…うん

アニ

まぁ、悪いのはあいつだから

◯◯

あいつ…

アニ

自信持っていきな

アニ

あいつだって人だし

アニ

分かってくれるでしょ

◯◯

…うん

◯◯

じゃあ、頑張って言ってみる

◯◯

ありがとうアニ

アニ

うん

アニ

またなんかあったら話な

◯◯

うん！

トコトコ

◯◯

(だいぶ心が落ち着いた)

◯◯

(今までまともに話した事
少なかったけど)

◯◯

(アニってめっちゃ優しいな)

◯◯

(格闘の化け物とか思ってた
自分を殴ってやりたい)

◯◯

ふぅ……

◯◯

よし、…

コンコン

◯◯

……

◯◯

(あれ、いない？)

モブリット

あれ、どうかした？

◯◯

あ、あの兵長ってどこに

モブリット

兵長ならハンジさんと
出かけてるよ

◯◯

(ハンジさん…？)

◯◯

そうですか…

◯◯

ありがとうございます

◯◯

(何しに行ったんだろ)

◯◯

(また後で来よう…)

ー3時間後ー

コンコン

◯◯

……まだか

ー3時間後ー

コンコン

◯◯

……、

ー3時間後ー

◯◯

コンコン

◯◯

……

◯◯

……はぁ

◯◯

(いつになったら
帰ってくるんだよぉ！？)

◯◯

(何時間経った！？)

◯◯

(お出かけ長すぎだろ！)

◯◯

(…もしかして、
デートとか？)

◯◯

(……まぁいいか、)

◯◯

(もういいや今日は諦めよ…)

ミカサ

◯◯、何してるの？

◯◯

あ、ミカサ達

エレン

今からご飯だけど
一緒に食うか？

◯◯

食べる！

ー食堂ー

アルミン

にしても、骨も
だいぶ治ってきたらしいね

◯◯

うん！

◯◯

もうほとんど痛くないし
あとは完治まで待つ感じかな

エレン

やっとか

エレン

再生しろよ

◯◯

できねぇよ

◯◯

……

エレン

浮かない顔してどした

◯◯

…え、分かる？

エレン

ああ

エレン

この世の終わりって感じの
顔してんぞ

◯◯

どんな顔だよ

◯◯

まぁ元気がないのは事実かな

アルミン

何かあったの？

◯◯

えーと、

◯◯

長くなるけどいい？

アルミン

もちろんさ

かくかくしかじか

エレン

それは兵長がひでぇな

ミカサ

一発ぶん殴ればいいのに

◯◯

それアニにも言われた

アルミン

１回話してみるのは
どうだろ…

◯◯

それが時間置いて
4回ぐらい行ったんだけど

◯◯

全っ然帰ってこなくて

エレン

もう夜だし流石に
いるんじゃねぇの？

エレン

行ってみよーぜ！

◯◯

わ、わかった

コンコン

◯◯

……

エレン

いない…？

◯◯

…ね？

エレン

はぁぁぁ？

ミカサ

もういい

ミカサ

ほっといてご飯食べに行くよ

◯◯

…うん、そうする

◯◯

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

アルミン

お風呂入ってから
もう1回行ってみる？

◯◯

うーん

◯◯

もう今日は
会わなくていいかな…

エレン

は？なんでだよ

◯◯

だって…怖いし

エレン

そんなんだからいつまで
経っても話せないんだろ

◯◯

うるさいなぁ

◯◯

明日また行ってみる

エレン

絶対行けよ？

◯◯

うん、頑張る

エレン

じゃ、ここらで解散するか

◯◯

うん

◯◯

ミカサ、お風呂行こ

ミカサ

うん

ガチャ🚪

◯◯

……

◯◯

(結局会えなかった…)

◯◯

(もしかしたら道で会える
かもとか思ったけど)

◯◯

(そんな都合良くないよね〜)

ドサッ(ベッドに飛び込む)

◯◯

ベッドが1番落ち着く…

◯◯

……

◯◯

今日は月が綺麗だなぁ

◯◯

いつか忘れたけど
兵長と夜空見たよなぁ

◯◯

もうちょっとで
満月になりそう…

◯◯

すごく綺麗……

◯◯

……ﾎﾟﾛｯ(涙

◯◯

(だめだめ、泣くな)

◯◯

(我慢我慢…)

◯◯

……

◯◯

(眠い、もう寝よ……)

◯◯

……、ｳﾄｳﾄ

◯◯

……

コンコンコン

◯◯

……

コンコンコン

◯◯

………、

◯◯

(誰……)

◯◯

(何時だと思ってるの…)

◯◯

はぁい……

ガチャ🚪

リヴァイ

……

◯◯

へ、兵長……

◯◯

…部屋来るなら名前ぐらい
言ったらどうですか

◯◯

(何で今になって…)

リヴァイ

すまん

リヴァイ

名前を言うと出てこないと
思ったからな…

◯◯

……

リヴァイ

時間あるか

◯◯

ありますけど…

リヴァイ

…空でも見ないか？

◯◯

…！

◯◯

み、見ます！

◯◯

わぁ……

◯◯

思ったよりも綺麗…

◯◯

星が前よりも
光ってる気がします…

リヴァイ

前よりも遅い時間だからな

リヴァイ

とりあえず座れ

◯◯

はい…

スッ(ベンチに座る)

◯◯

……

リヴァイ

……

◯◯

(…いや気まづすぎる)

リヴァイ

…なあ

◯◯

は、はい！？

リヴァイ

…すまん驚かせたか

◯◯

い、いえ

◯◯

なんですか？

リヴァイ

今日は、すまなかった

◯◯

…いえ

リヴァイ

お前には…

リヴァイ

申し訳ない事をした

◯◯

…それいうなら

◯◯

私も勝手に出て行って
ごめんなさい…

◯◯

兵長が機嫌悪いことも
知ってたし

◯◯

少し考えればわかる事でした

◯◯

私情で逃げたりして
ごめんなさい…

リヴァイ

謝るな

リヴァイ

お前のことだ

リヴァイ

……泣いたりしたんだろ

◯◯

…！！

◯◯

…はい(涙

リヴァイ

…俺が馬鹿だった

リヴァイ

イラついてお前に
当たってしまった

リヴァイ

すまなかった…

◯◯

はい…、大丈夫です

◯◯

…ところで今日ずっと
どこ行ってたんですか、

◯◯

私何回も兵長の部屋に行った
のに全然帰って来ないから…

リヴァイ

……これ

◯◯

…？

◯◯

何ですかこの袋

リヴァイ

開けてみろ

◯◯

…？はい

◯◯

…！！！

◯◯

えっ！？髪飾りと紅茶！！

◯◯

(しかもこれ欲しいと
思ってたお花の髪飾り…)

リヴァイ

この前紅茶を買いに
行ったとき

リヴァイ

それを見てお前が
目を輝かせていたからな

リヴァイ

買ってやろうかと思ったが

リヴァイ

お前はすぐ遠慮すんだから…

◯◯

ば、バレてました…？笑

◯◯

これ、ほんとに
一目惚れしたんです…

◯◯

でもこれまぁまぁな
お値段しませんでした…？

リヴァイ

だから、遠慮するなと
言っているだろう

リヴァイ

これは俺が勝手に
やったことだ

リヴァイ

貰っておけ

◯◯

……

◯◯

はい！！！

◯◯

紅茶もすごく嬉しいです

◯◯

今入れてもいいですか！

リヴァイ

別にいいが

リヴァイ

寝れなくなるぞ

◯◯

大丈夫です

◯◯

そんな事より
今飲みたいです！

リヴァイ

…好きにしろ

◯◯

ｺﾞｸｯ

◯◯

んー、美味しいです

リヴァイ

俺の分まであるのか…

◯◯

兵長も飲んでください

リヴァイ

ああ

リヴァイ

…美味いな

◯◯

よかったです

◯◯

……

◯◯

(今、告白するべき…？)

◯◯

(こんな絶好なチャンス
もうないかもだし…)

◯◯

(でももし振られたら…)

◯◯

(どうしよう…）

リヴァイ

……おい

◯◯

は、はい！？

リヴァイ

ちゃんとこっち見てくれるか

◯◯

え？は、はい…

◯◯

(なになに……)

リヴァイ

その…

リヴァイ

泣かせてしまって
本当にすまなかった

リヴァイ

許して貰えるか…？

◯◯

…はい、もちろんです

リヴァイ

お前の喜ぶ顔が
見れてよかった

◯◯

…は、はい//

◯◯

…

◯◯

(私も、私も言わなきゃ…)

◯◯

(寂しかったって伝えなきゃ)

◯◯

あ、あの兵長！

リヴァイ

なんだ

◯◯

…あの、その

◯◯

……会いたかったです(涙

リヴァイ

…ああ

リヴァイ

俺もだ

ギュッ(抱きつく)

リヴァイ

…お、おい

◯◯

へいちょお…ｸﾞｽｯ

◯◯

寂しかったです、ずっと…

リヴァイ

ああ、すまなかったな

◯◯

あ、あの……！

◯◯

(伝えなきゃ…)

◯◯

(兵長の事好きだって…！)

◯◯

ええっと、……

リヴァイ

………

◯◯

あの……、

◯◯

その…、

◯◯

わ、私、……

◯◯

へ、兵長のことが！

リヴァイ

ちなみに

リヴァイ

俺も今お前と同じ事を
言うつもりなんだが

◯◯

……へ？

リヴァイ

……俺から言ってもいいか？

◯◯

え、！？え、えと

リヴァイ

お前が好きだ

◯◯

……、！(涙

◯◯

私も、…

◯◯

私も兵長が好きです…！(泣

リヴァイ

ああ、知ってる

◯◯

……え、

◯◯

な、なんで知って

リヴァイ

バレバレだあほ

リヴァイ

すぐ顔赤くして照れるくせに

リヴァイ

自分では気づかないのか

リヴァイ

鈍感な野郎だ

◯◯

だって、だってぇ…

◯◯

ﾊｯｸｼｭﾝ

◯◯

(泣いたりしたから…)

◯◯

(何か着てこればよかった)

リヴァイ

…ほら、

◯◯

……？

リヴァイ

こい

◯◯

(は、ハグ待ち…！？)

◯◯

ええと、……

◯◯

5秒待ってください

リヴァイ

は？

◯◯

ｽｩｰ…ﾊｧｰ(深呼吸)

◯◯

よ、よし…

リヴァイ

……

スッ(腕を広げる)

◯◯

ああやっぱ待ってください

◯◯

ま、まだ心の準備が

リヴァイ

いいから早く来い

グイッ(腕を引っ張る)

ギュ

◯◯

わっ……！？

◯◯

(うわぁ、暖かい…)

◯◯

(それに兵長いい匂い…)

リヴァイ

…なに落ち着いてんだ

◯◯

えへへ…、

◯◯

兵長の匂い落ち着きます…

◯◯

お風呂2時間は
ダテじゃないですね

リヴァイ

まぁな

◯◯

…あの

リヴァイ

なんだ

◯◯

確認なんですけど

◯◯

付き合うって事で
いいんですか？

リヴァイ

ああ

リヴァイ

一生大事にしてやる

◯◯

……はい//

◯◯

一生貴方の側にいます…

リヴァイ

ああ

リヴァイ

絶対だ

ここからは緊張と喜びで何も覚えていません

でも、

兵長の匂いに包まれながら

星がスポットライトのように光を放ち

身体は冷え、体は熱く

心臓は鼓動が大きくなっていた

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さらん

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