コトノ
ユキノ
ユキノ
コトノ
ユキノ
わからなくたっていい。
そんなの、私にだって関係ない。
私はただ、その"お守り"を悴み動かしにくい赤い手で握っていた。
今日の朝、何してたっけ。
さっきまで、何してたっけ。
"わかってるだろ。"
ユキノ
そろそろ忘年会。もうそんな季節。
今年は一段と早く感じたなあ。
...ってこれ、昨日も考えてた気がするけど。
ていうか、毎日?
ユキノ
誰もいない朝って、やっぱちょっぴり、寂しいかも。
ユキノ
1人のリビングに響く声。
自分で作って盛り付けた目玉焼きとベーコン。
ザ・朝ごはんって感じだ。
ユキノ
誰に向かって言ってるんだろ
ユキノ
だから、誰もいないって。
ユキノ
コトノ
コトノはいつも無愛想だ。
笑顔なんて見た事ないし。
でもたぶん、悪いヤツでは無い。
...とも、言いきれないかも?
ありがちだけど、"いつも通り"ってやつ、そんな朝。
いつもと違うところで言えば....
部長のカツラ、変わってね?
ユキノ
コトノ
ユキノ
コトノ
ユキノ
コトノ
ユキノ
まあ、こんな感じだから、悪いヤツかも。
ユキノ
って、だから誰もいないでしょ
....これ、何回目?
ピッ
テレビをつける。
同じようなニュースばっかだなあ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
毎日、変わり映えないなあ。
一応書いてる日記はすごくつまらない。
毎日ほとんど同じことばっかり。コピペした?って感じで。
そんな、ただ、変わり映えのない、でも、その毎日を、大切にしていた。
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