死んで転生したら推しのペットになってました

「うわぁぁぁ！！何だこの車！？急にこっちに来た？！」

そこの熱弁してる嬢ちゃん早く退かないと！！

ｷｷｨｰｰｯ

ドンッッッ

「おい！誰か救急車早く呼べ！！」

なんだか急展開だなぁ……

あぁ、もしも叶うなら来世は推しのいる世界へ…………

あれ？ ここは、？

真っ暗……何も見えない まさか助かったの？

あんだけ血出て助かるもんなの？

でも……何も見えないってことは包帯ぐるぐる巻になってるの？ 文ストの太宰さんじゃあるまいし……

……ていうか、何これ、さっきからブツブツ一人で喋ってるんだけど声にでてない？え？まさか声帯潰れた系女子(?)

えぇ……推しへの愛叫べないの辛

……ていうかそろそろいいんじゃないの？そろそろ包帯とってくれていいんじゃないの？私変顔するよ？しちゃうよ？

ねぇぇ何か言ってよぉぉぉ悲しいよなんか独り言言ってる変な人みたいだよぉぉぉ

……ん？感触がし始めた……？

なんか暖かい……セーター的な、ベスト的な…… というか何よりも……

抱っこされてる？

……あ、なんか明るくなってきた……どれどれ？

三ツ谷が子猫を抱っこしている

ぷにっ ((三ツ谷の頬っぺを触った))

咄嗟に飛び降りた

三ツ谷の足に登ろうとする

抱っこした

頭を撫でた