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私は親に聞いた後、軽くご飯を食べて部屋に戻って来た
鏡華
そんなことを思いながらスマホを触って床でゴロゴロ〜としていると誰かが襖を開けた
鏡華
そんなことを思いながら顔を上げると飲み物をかけられたであろう黒雪くんが目の前にいた
鏡華
黒雪
彼はへらっと笑っているが相当な量の飲み物をかけられたのだろうか…服は肌を透かし髪の毛がベタベタになり 毛先から滴っている
鏡華
自分のカバンからタオルを出し頭や体を軽く拭く
鏡華
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
鏡華
黒雪くんの手を握ってお風呂の場所まで連れていく
連れていった後、私は「お酒」のみを提供するBARに来た
鏡華
お店に入って広々とした店内を眺めていると従業員数名が私に気付き私の所に駆け足で近づいてきた
従業員)お、お嬢様…
鏡華
従業員2)あの…お嬢様のお連れ様がクソ客にお酒を掛けられて…
鏡華
従業員はビクビクとしながらも私に事の顛末を話してくれた
数十分前 黒雪視点
黒雪
従業員さんに「ちょっと」と声を掛けられ俺はその相手をしてやっとこのお店に入れた
黒雪
俺はそんな軽い気持ちで入って色んなお客さん、従業員さんに聞こうと歩き回っていた
黒雪
お酒を飲んで気性が荒くなる人が居るからお酒を飲んでいても優しそうな人に声をかけようと歩いていると……
突然…
バシャッ!
黒雪
突然男の人にお酒を掛けられてしまった
男)おまえ…ひいらぎくろゆきらよなぁ…?
顔を真っ赤にさせ目は虚ろで…今すぐにでも襲いかかって来そうな勢いで捲し立ててくる
黒雪
俺らの騒ぎを聞き付けたのか従業員さんが男性を取り押さえ別室に連れていった
従業員)大変申し訳ございませんお客様!
黒雪
従業員)こちらでお洋服等を拭きますので…
黒雪
従業員)と、言うことがありまして…
鏡華
鏡華
従業員)実は動機が……
鏡華
従業員)お話を聞くと【化け物がこの神域に踏み入った】【生意気にも俺が目を付けていたこの旅館の嬢に手を出して憎かった】と…
鏡華
従業員)(い、言うんじゃなかったッ…)
鏡華
従業員2)そ、それはお止め下さいー!
鏡華
佐々木)お嬢様!お嬢様が手を下すまでもなくこちらで既に尋問しました!
鏡華
鏡華
佐々木)へ?
鏡華
佐々木)へ、あ、えと…大丈夫だと思いますけど
鏡華
佐々木)あ、あのぉ……殴ったりしたらダメですからね?
鏡華
佐々木)(絶対大丈夫じゃないでしょ…)
バックヤード
鏡華
男性)ビクビク…
鏡華
男性)な、ナンノコトカ…
従業員3)お酒ぶっ掛けて文句垂れてました!
従業員4)生意気極まりない文句の垂れ方でした!
鏡華
男性)て、てめぇら嘘コクなよ!💢
鏡華
手元にはカメラの映像を移したパソコン
パソコンを見せると男の顔色が真っ青になり体を震わせている
鏡華
机を挟んで対面に座ると冷や汗をかいて目があっちこっち向いてる
鏡華
机に肘を着いてニコニコ笑っていると椅子に縛りつけられているのにもかかわらず暴れ回っている
鏡華
鏡華
男)し、死ぬ死ぬ死ぬ!マジで死ぬ!
鏡華
従業員5)(良くない良くない……怖い怖い)
鏡華
男)ま、待ってくれ!は、話す!話すから!
鏡華
男)あ、アイツ可笑しいだろ!化け物じゃねぇか!💢
鏡華
男)そうじゃねぇかよ!
鏡華
鏡華
鏡華
男)てめぇこんなことしてタダで済むと思ってんのか!💢
鏡華
鏡華
鏡華
鏡華
男)グヌヌ…
従業員6)お嬢様はあなたにもう用がないと仰っております、そろそろお迎えも来るでしょうし…お外に行きましょうか
そう言って従業員は男の腕を掴んで外にズリズリと引きずって行った
鏡華
従業員3)お疲れ様ですお嬢様
鏡華
従業員3)いえ、あの方にはこちらも散々迷惑掛けられたので
鏡華
従業員3)お嬢様助かりました
鏡華
少し話してから私は部屋に戻った