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竜胆
蘭
春千夜
愛されるはずだった
蘭
蘭
愛されてるはずだった
竜胆
竜胆
蘭
蘭
蘭
竜胆
蘭
そして突然悪夢はやってくる
母さんがノイローゼになった
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
蘭
竜胆
蘭
蘭
蘭
竜胆
蘭
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
蘭
蘭
竜胆
蘭
蘭
竜胆
蘭
竜胆
兄ちゃんは言ったんだ
俺が馬鹿だから兄ちゃんが母さんの奴隷にされてるって
蘭
俺なんかが生まれて来なければ良かったって
それから俺は何も言えなくなったんだ
俺はただの奴隷でしかないから
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
竜胆
毎日毎日
母に罵倒され勝手な期待にまた失望され
お前なんかいなければと罵られ
殴られ蹴られあんなに大好きだった兄からでさえ俺を人では無いように
ただのストレス発散するための道具として扱われる
そうした日々を続け1年が過ぎた
そしてようやく俺は気づいた
もう誰からも必要とされない
俺に感情なんて必要なかったって事に
いつか
にいちゃんに散々殴られたあと
俺は逃げ出した
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
ガチャ
パタン
そしてようやく地獄から抜け出せたと思った矢先
またあの悪夢が始まる
竜胆
何も考えずに飛び出した俺はお金も 勿論スマホなんて持ってなかった
もうどうせなら消えてしまおうと思っていた時
あの人が来た
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
蘭
春千夜
蘭
春千夜
蘭
春千夜
蘭
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
蘭
竜胆
にいちゃんが何も言ってくれなかった今
俺は心底にいちゃんが嫌いになった
初めて誰かを嫌いになった
それをあんなに大好きだったにいちゃんを
春千夜
竜胆
春千夜
家に帰るや否や三途と名乗る男が俺を
やっと逃げられたと思ったのに 自由だと
楽になれると思ったのに
刺青だらけのこんな強引な怖い人に連れてかれるなんて
今気づいたんだよ
俺は母さんに売られたって
おかしいと思ったよ
あんだけ罵ってきてたくせに あの人からしたら俺は金でしかなくて
そういう意味で居なくなられたら困られるからって
少しでも期待した自分が恨めしい
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
信じられなかった。
こんなに怖そうなのに俺を褒めて俺を『必要』としてくれて
あいしてくれるって
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
あぁ、人ってこんなに暖かかったんだな
これからはもう幸せになれるかもしれないな
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
一緒にお風呂に入って
どうでもいい話をして
夜は
もっと色んなことを教えて貰った
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
愛しているモノ同士はこうやって体を重ねると
人肌の温かさと共に
体に教えられた
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
とても優しかった
俺を見てくれてる気がして嬉しかった
ガチャッ
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
知ってたよ
貴方が夜な夜な女の人と体を重ねてるって
知ってたけど
あいたくなかった
愛されてるのに愛されてない気がしたから
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
俺が愛される訳無かった
そしてまた殴られ蹴られ貶される日々が続いた
あの人それを愛と言った
俺は愛を知らなかったから
受け入れた
初めて愛された
とても嬉しかった
の前に
俺の思考とは逆に脳と身体はもうずっと昔に限界が来ていたみたいだ
ザーザーと雨が降り続けている
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
その日も丁度雨だった