主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
翌日、王宮の廊下。
いつもなら紅茶や本をせがむ声が聞こえるはずなのに、今日は王子の姿がない。
すち(執事)
すちはにこやかに歩きながら、しかし内心ではきっちり所在を把握していた。
すち(執事)
すち(執事)
なつ(執事)
なつ(執事)
なつはため息をつきつつ、しかし足取りを変えずに進む。
やがて、カーテンの影から小さな靴先が覗いているのを見つけた。
なつ(執事)
なつが無表情で告げると、カーテンがばさっと揺れた。
いるま(王子)
いるま(王子)
いるま(王子)
慌てて飛び出したいるま。
顔は真っ赤で、目は少し腫れ気味だ。
すちは柔らかく微笑んで近寄る。
すち(執事)
すち(執事)
すち(執事)
いるま(王子)
いるま(王子)
いるま(王子)
必死に言い張るが、声が裏返っている。
なつはすかさず冷静に追撃。
なつ(執事)
いるま(王子)
いるま(王子)
言葉に詰まり、視線を泳がせるいるま。
すちはしゃがんで目線を合わせ、優しい声で囁く。
すち(執事)
すち(執事)
すち(執事)
いるま(王子)
いるま(王子)
いるま(王子)
涙目になり、またしても真っ赤になるいるま。
なつは淡々と、しかしどこか優しげに言葉を添える。
なつ(執事)
なつ(執事)
いるま(王子)
小さく嗚咽をこらえながら、いるまは観念したようにカーテンに背を預けた。
すちは微笑みながら、そっとその頭を撫でる。
すち(執事)
すち(執事)
いるま(王子)
涙声を漏らしつつ、否定もできず、ただ頬を真っ赤に染めるいるま。
部屋に、二人の執事の穏やかな笑い声が響いた。
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
主だよ☆
コメント
4件
可愛い〜…もーやばかわ… 執事達はいつも意地悪なような。。、(良い意味で(?))
あーッッ可愛いね〜っ!! ちょっと俺も混ぜていただけないかn(((殴 (そろそろ懲りろって話ですよね())