やっと続きかけましたあ🥺
なんかほんとに ずっと休んじゃっててすみません
それなのに いいねとかコメントとか フォローとか 毎日ちょこちょこ 通知が届いて
みなさんほんとうに いつもありがとうございます
幸せです🥲
今回はですね!
💗くん視点で お話を書いてみました
そして完全に 💗❤️です、
最近言ってなかったし なんならみなさんも 分かりきってると思いますが
ご本人様とは一切関係 ございません🙇🏻♀️
そしてこのお話は 連載物なので、 始めから読んで頂くことを 推奨いたします。
公園で💛❤️が離れた あとの話です
では、どーぞっ
さくん
昨日学校をサボったせいで 補習というツケが回ってきて
下校できたのは 辺りが暗くなり始めた頃だった
だが、これから向かう先は 自分の家ではなく、あの人の家だ
なんなら最近は あまり家に帰っていない
というか 帰りたくない
スマホの画面を開いて 通知を見てみるが
今日も親からの連絡は こなかった
普通なら子どもが家に帰ってこないなんてことがあれば、親は心配するらしい
どうやら 俺の親は普通じゃないようだ
代わりに例の彼から 連絡が来る
「遅れてすみません。 もうすぐ着きます。」
すぐに返信して スマホを閉じた
どんっ
曲がり角を曲がったところで 勢いよく人とぶつかった
スマホを見ていて 人がいることに気づかなかった
りくん
さくん
さくん
りくん
彼は泣いていた
気まづそうに笑顔を作って
りくん
と、手を振った
さくん
気付けば彼の腕を掴んでいた
りくん
さくん
りくん
りくん
そっと抱き寄せると、 安心したのか
思いのほか強い力で 抱きしめ返された
さくん
彼の泣き顔は初めて見た
いつもニコニコしてて だれにでも 愛想振りまいてるような奴 だと思ってたのに
りくん
さくん
笑って見せたけど
俺は動揺していた
からかうと頬を ふくらませて怒る彼の姿が
冗談じゃなくて
ほんとうに可愛かったから
夕陽に照らされた 彼の横顔に どこか懐かしさを感じた
人気のない場所まで やってきて
並んで腰を下ろした
りくん
りくん
だんだん紫がかった空を 見上げながら
なんて言葉をかけようか 頭の中でいくつかの選択肢を 考えていると
儚げに呟いた
りくん
俺より先に口を開いた
さくん
りくん
りくん
りくん
さくん
全部違う
俺の大事な人は
さくん
過去に儚く散った 初恋の相手
さくん
りくん
さっきまで泣いていたのが 嘘のように 眩しい笑顔を向けられた
さくん
りくん
不思議そうに見つめる その瞳は
もっと詳しく教えて!と 訴えられているようで
俺は話を続けた
さくん
さくん
さくん
説明しながら 過去の記憶を遡っていく
昔も今も 友達は少ない方だった
なんなら幼少期は 友達と呼べる人は いなかった気がする
キーンコーンカーンコーン
公園中に鳴り響くチャイムと さっきまで走り回っていた 同年代の奴らが 帰っていく姿は
何故か鮮明に覚えている
さくん
1人で作った 砂の山に枝を立てて さっさと完成させ、
さっきまで誰かが 占領していた ブランコにまたがった
何度か勢いをつけて 揺られてみたが
さくん
あんなにみんな楽しそうに 乗っていたのに
山を作りながら ずっと横目で羨んでいた筈なのに
楽しさなんて1ミリも 感じなかった
あの頃は自分が期待しすぎた だけだと思っていたが
今考えれば単純に みんなの輪の中に 入りたかっただけだろう
寂しかったんだと思う
さくん
どこにも行き場のない モヤモヤをさっき作った山に ぶつけた
右足で蹴飛ばすと 簡単に元の砂場に戻った
2時間程かけて 作った山は 跡形もなく消えた
母
女の人の声が聞こえて 俺は勢いよく振り返る
子ども
子ども
母
母
子ども
自分の親が迎えに 来てくれるはずないのに
少しでも期待したのが 仇となって
この公園に自分しか いないという 事実が突然怖くなる
自分に今なにかあっても 誰も気づいてはくれないだろう
さくん
いたたまれない気持ちと 砂場に背を向けて
ふと考える
じゃあ、家に帰ったら 自分を守ってくれる人は いるのか
自分の帰りを待ってくれる人が いるのか
暖かいご飯は あるのか
どれも、俺の家にはない
俺を待っているのは 真っ暗な部屋と 数日前に作られた 残り物の冷めたご飯だけだ
俺の居場所は どこにもない
そう言われているようで 虚しくて悲しくて
ただぼーっと 立ち尽くしていた
?
?
肩を叩かれて 見てみると 同い年くらいの男の子が 立っていた
さくん
?
りくん
思い出せない
彼の名前も声も 顔だって思い出そうとすると モヤがかかってしまう
さくん
さくん
りくん
りくん
残念そうに口を尖らせて 椅子から離れた 足をフラフラさせる
さくん
りくん
りくん
りくん
前のめりで聞いてくる 彼を視界の隅にいれて
続きを話した
さくん
さくん
さくん
りくん
さくん
さくん
さくん
りくん
さくん
さくん
りくん
さくん
さくん
さくん
さくん
さくん
さくん
初めてできた友達でもあった
そして孤独を分かちあって いたからこそ
特別な感情が芽生えた
さくん
さくん
りくん
りくん
さくん
りくん
さくん
さくん
さくん
今でもふと思い出す
毎日通った病室も
緊張しながら 病室のドアを開けて
その先にはその子の 姿はもうなくて
綺麗に片付けられてしまっていた 真っ白な病室の光景も
蹴り飛ばした砂の山のように
跡形もなく、 想いだけを残して
消えてしまった
りくん
さくん
その目には涙が浮かんでいた
こいつ、感情豊か過ぎだろ
泣いたり笑ったり 忙しいやつだな
と、内心で呟いたが
首元に目が止まった瞬間
その涙の意味を 一瞬で理解した
さくん
さくん
りくん
りくん
胸元に光るネックレスは 俺が昔大事な人にあげた物と 同じだった
つまり
りくん
さくん
俺の初恋の相手は
今目の前にいる
莉犬だった
りくん
りくん
さくん
りくん
りくん
少し俯きがちに 重たそうに口を開く
りくん
さくん
りいぬからしたら るぅとは命の恩人だったんだ
だから、
好きになったんだ
さくん
さくん
冗談めかして 笑って言うと
りいぬは真剣な顔で答えた
りくん
りくん
胸の奥で大きく 音がした
内心少し喜んでいた
俺のあげたネックレスをそこまで 大事にしてくれてたなんて
持っていてくれた事だけで 十分嬉しかったのに
さくん
りくん
さくん
俺は立ち上がり 携帯を開いて時間を見る
さくん
りくん
少しだけ名残惜しそうに するから
帰したくなくなった
でもそんな気持ちも 知らずに
りくん
りくん
るぅとの話ばっかり
あれ、なんで こんなにざらついた 気持ちになるんだろ
りくん
でも、どうしても
突き放すことは できなくて
さくん
さくん
結局、後押ししてしまった
りくん
りくん
さくん
りくん
さくん
聞いたあとに しまった、と思った
あんまりこういうのは 聞かない方がいいと 分かっていたのに
咄嗟に出てしまった言葉に 後悔が募った
さくん
すぐに撤回しようとしたが もう遅かった
りくん
りくん
りくん
聞かなきゃ良かった
聞きたくなかった
そんな話
さくん
りくん
うん、と言った
否定せず真っ直ぐな答えだった
さくん
さくん
さくん
さくん
さくん
りくん
今の俺には その言葉を言うのが 精一杯だった
きっと今の言葉は りいぬだけじゃなくて
自分自身に言い聞かせて いたんだと思う
さくん
目の前がむらさき色に滲んでいく
慌てて天を仰ぐ
もう月が出ていた
今日は、嫌になるくらい 眩しかった
コメント
6件
めっちゃ続き見たい!!!
ぷ。さんお久しぶりです~!! はじめの💛❤️が別れたという流れが全然思い出せなくて、ぷさんのお話忘れるなんて~!と自分に文句を心の中で言いながらしっかり2話も読んでました笑 余談はさておき、今回もどきどきがなんだか高まるお話でした💭 会えないと思っていた人と 知らないうちに仲良くなっていた なんて、すごくロマンがありますね。 みんなの恋の行方が気になって仕方がないです笑次回も楽しみにしてます✨️
おひさしぶりです〜! すごくロマンティックですね、なんか大人の魅力?みたいな余裕とエモさを感じます✨ 好きな人に会えて幸せになれるって奇跡ですよね、世界中の人から愛する人を見つけるんです、人生って綺麗だけど儚く、辛いこともある、でもそれを乗り越えて幸せになりたいですね