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暫くして、また扉が開いた

太宰

お待たせ~

太宰

ささ、乗って乗って

白鳥

はい..!

車椅子へ移動するために 腰をあげようとしたが...

白鳥

(.......あれ)

白鳥

ふん..!.......

白鳥

ふんっ!!

掛け声とともに 力を入れて立とうとするが...

白鳥

(.........どうしよ)

白鳥

(え、これ立ててないの...?)

白鳥

(ど、どうしよ.....!
人待たせてるのに.....!)

其の姿をジッーっと見つめる太宰

太宰

..............

太宰

(そんな可愛く焦られたら
見て見ぬふり出来ないよ...♡)

太宰

大人しくしててね~

白鳥

徐々に近づいてくる太宰は 少し微笑んでいた

白鳥

太宰さn

名を言いかけた時、

体がふわっと宙に浮いた

太宰

........吃驚したんだけど

白鳥

..................

白鳥

太宰さんって

白鳥

重力使いでしたっけ........?

太宰

え?

白鳥

え?

ポートマフィア内、 案内が始まった

少し薄暗い廊下を

車椅子が通る

太宰

此処が資料室

太宰

入ることはお勧めしないよ

白鳥

どうしてですか?

太宰

此処、幽霊出るから

その言葉を聞いた瞬間

顔が青ざめた

白鳥

よし。他の所行こう!!

太宰

ふふっ笑

太宰

分かったよ

太宰

(嘘なのに信じちゃって....)

太宰

(やっぱ可愛いなあ...♡)

太宰

此処が、武器保管庫

太宰

大体揃ってるよ

太宰

何か無かったら、
遠慮せず言って

白鳥

はい!

太宰

此処は.....

太宰

何か.....

太宰

...........

太宰

何だろう此処

太宰

(名前なんて無いな....)

太宰

何か色んな人が来る場所!!

白鳥

リビング的な感じですか?

太宰

んー......

太宰

そう!

太宰

此処に来れば、
色んな人に
出会ってしまうよ

太宰さんの言葉に違和感があった

白鳥

出会って″しまう″.....?

太宰

......だって

私の前で片膝立ちし、

太宰

◯◯ちゃんが
色んな人に伝わるとか
嫌すぎる。

私は吃驚した

────────軽めに笑い、一言。

白鳥

私は存在薄いので
大丈夫ですよ笑

太宰

........!

太宰

.................

太宰

其れがそんなことないの~

太宰

兎に角、入っちゃ駄目!!

白鳥

はい!

太宰

((まあ......森さんに
お願いされたら
仕方ないけど.....))

太宰

それと、

太宰が 一気に近づいてきて 近くで呟いたのだ

太宰

◯◯ちゃんは僕だけ見て

太宰

分かった?

白鳥

私は緊張と恥ずかしさで ただ頷くことしかできなかった

太宰

ふふっ笑

太宰

いい子だね

白鳥

!........

白鳥

((いい子......))

私はフッと軽く笑った

頭が徐々に、 暖かくなってきた気がする

私は顔には出さず 静かに喜んだ

太宰

其れで此処が.........

急に喋るのをやめる太宰。

白鳥

白鳥

どうしましt

言葉を言いかけた時、

太宰の人差し指が 私の唇に優しく触れた

白鳥

ん!?

太宰

ちょっと静かに...

太宰が屈んで 距離がグイッと近づいた

顔全体が林檎のように赤い 私に

命令が下った

太宰

◯◯ちゃん

太宰

僕からの命令。

太宰

聞いてくれる?

小さく頷くと、太宰は 真剣な表情でこちらを見た

太宰

よく聞いて。

太宰

此処を真っ直ぐ進んで、
二つ目の角を右に曲がって

太宰

また真っ直ぐ進んで

太宰

今度は左に曲がる

太宰

そして右から
一番手前の部屋へ入って

太宰

この紙を
そこにいる人達に渡して

いつの間にかすらすらと 紙に文字を書いていた 太宰は

其の紙を私へ渡した

太宰

出来るかい?

少し重みのある言葉だった

白鳥

出来ます....!!

太宰

其れと出来るだけ早めが良い。

白鳥

分かりました

太宰

お腹の傷口気をつけて

白鳥

はい

太宰

((多少、痛みは無くなってるはずだから大丈夫だと思うけど......怖いな...))

白鳥

では、行って...″...きます..″!

力を入れて車椅子から 立った

まだ傷口が痛むが そんなこと今は気にしていられない

太宰

気をつけて

白鳥

はい!

私は言われた通りの道を突き進んだ

白鳥

え″...っと

片手でお腹を押えながら

左へ曲った

白鳥

で....右の一番手前の部屋....

白鳥

あった..!

早めに行動することを胸に 扉を開けた

そこには色んな人がいた

ほぼ全員、黒服の男性だ

急に開いた扉の前で立っている 私を眼球に入れ、

戦闘スタイルを構えた

!!

白鳥

あの!!

白鳥

太宰さんからこれ!!

大声を出すとお腹に響いて辛いが

やるしか無かった

あの坊主が....?

紙?

東エリアa室にて、 裏切り者10名を発見。 直ちに周りへ報告せよ

は!?

やべぇ!!急げ!!

白鳥

うわっ!

一気に男性達が扉へ押し寄せ

私はバランスを崩してしまった

白鳥

イッたぁ....“

私は尻もちをついて そのまま後ろへ倒れ、 仰向け状態だった

痛みが体全体を巡る

まるで血液が痛みを体、全身に 運んでいるかのようだ。

ああ.....

白鳥

すっごい.....

白鳥

痛い.....

私は瞼をそっと閉じた

あなたの傍でなら

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