多分
一目惚れだったんだろう
小6の夏だった
その日俺は同い年の従兄弟のバレーの試合を見に来ていた
浅間 丞
丞の兄
浅間 丞
丞の兄
こんな真夏の暑い中、体を動かして汗をかくなんて
涼しい部屋でゲームしてアイス食べてた方が絶対楽しいのに
スポーツしてる奴の気持ちはよくわからないな
そう思っていたほど、当時の俺はバレーにもスポーツにも興味がなかった
休みの日は涼しいクーラーの効いた部屋でアイスをくわえながらゲーム三昧
家の外になんて出ようともしなかった
そんな俺に母さんは毎日口うるさく外に出て運動をしろと言う
それを見かねた兄貴がいとこのバレーの試合に嫌がる俺を無理やり連れてきたのだ
浅間 丞
丞の兄
丞の兄
浅間 丞
冷房も何も無い体育館は蒸されたサウナ状態でクーラーに甘やかされていた俺は直ぐに音を上げていた
浅間 丞
浅間 丞
1セット目が終わった頃には我慢も限界で、涼しい場所を求めて探検を始めた
違う棟の体育館に着くと、また暑い熱気がしてきた
浅間 丞
浅間 丞
男子と違って高い声で聞こえる応援の声と仲間と連携をとる掛け声が聞こえた
△△ ○○
そこに
君がいたんだ
短めの髪を1つに括り、ピンクのヘアピンをつけていた君が全力で声を出していた
周りよりも小柄で身長は140くらいだろう
でもそこにいる誰よりも存在感があって
あの子がキャプテンだとすぐにわかった
既にこっちの試合では2セット目の終盤で、圧倒的に彼女のチームは負けていた
浅間 丞
彼女のチームのメンバーも諦めているのか、声も出さなければやる気もないようで、姿勢もなっていない
でも、彼女だけは、ずっしりと構えて誰よりも最後までボールを追いかけて
ただ1人、悔しそうに表情を歪めていた
浅間 丞
まるで、彼女一人だけが戦っているようだ
バレーボールってチーム競技じゃないのか?
あんなに周りが諦めているのに
どうして苦しい思いをしてまで諦めないのだろう
相手チームも、仲間も、監督も
俺には彼女の努力を正当に評価するものがこの場にはいないように感じた
それなら、ただの苦しみ損だ
バレーボールになんて興味ない
ルールもいまいち分かってないし、何より暑苦しいし
やっぱり俺は、家でゲームしてたい
興味の無いものを見ている必要も無いし、早く涼しいところに行きたい
けど俺はそこに貼り付けられたように体が動かなくて
目は彼女に釘付けだった
不思議だったんだ
あれだけ必死な彼女を見ても、誰にも熱意がうつらないことも
あれだけ覚めた空間で1人だけ死にものぐるいでボールを追う彼女も
どんなに頑張ったってひっくり返りやしない結果の見えた試合で
どうしてそんな諦めきれない顔が出来るのだろう
従兄弟を含めてバレーに熱意を注いでるやつはこの会場には沢山いるのだろう
でも彼女だけはその熱意とはまたどこか違う気がした
そうやってぼんやり眺めている間にあっという間に試合は終わった
当然ながら、彼女のチームは負けてしまって覚めた空気の中、ホイッスルの音が鳴り響いた
彼女は唇をかみしめて俯いてしまった
俺はそれも不思議に感じた
それぞれ挨拶をして監督の話が終わると、彼女は体育館の外へ出て行ってしまった
俺は静かに後を追う
外は体育館の中よりも暑くて、太陽が眩しすぎるほどにカンカン照りだった
彼女は近くの水道で水を頭から浴びていた
浅間 丞
浅間 丞
彼女は無言で水を止めてタオルを被った
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
少しして、怒ったような声が返ってきた
タオルで表情は見えないから、どんな顔をしているかは分からなかったけど
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
何となく聞いただけだ
特に深い意味があった訳では無い
△△ ○○
彼女は急に黙って俯いてしまう
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
まるで誰かの言葉を復唱しているようだった
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
俺を睨んできたその瞳には薄い膜が張っていた
辛い、苦しいと訴えるような瞳
けど、逃げたくないとも捉えられる
力戦奮闘
これは彼女にピッタリな言葉だと思う
彼女は、あの試合で精一杯頑張っていた
声を出し、ボールが床に着く寸前まで追い続けて
あの場の誰よりもバレーボールというたかが1つのスポーツに熱く全力を注いでいた
それでもなお、「私は頑張った」「それでも負けた」「仕方がない」そんな思考にはならないのだろう
好きなものが楽しくない
矛盾しているように思える
辛いことを好きでいられるわけが無い
当たり前だ
楽しくもないのに、何がそこまで君をバレーに執着させるのだろう
多分、だけど
今のこの状況でも手離したくないほど、楽しくてたまらない瞬間が彼女にもあったのだろう
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
どれだけ周りが冷めて諦めていたとしても
応援の声が1ミリたりとも聞こえなくとも
最後まで必死にボールを追い続けて
どんなに結果の見えた試合でも諦めずに体を動かして
悔しいと、こんな試合は楽しくないと理想を追い続けられる
そんなふうに君を思わせる
浅間 丞
汗をかくのは嫌い
家でゲームしていたい
でも今は
浅間 丞
△△ ○○
俺の唐突な発言に、彼女は涙も引っ込んで目を丸くする
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
呆れたような声
そりゃそうか。さっきまで興味ないって言ってたくらいだ
でもなんか、ワクワクしてきた
新作のゲームを始める時みたいに
毎朝早起きして暑い中勉強して通っていた学校が夏休みに入った時のように
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
バカみたい、って彼女は付け足した
けど、微かに笑みがこぼれてることに俺はびっくりした
浅間 丞
そんな当たり前の思考がよぎっては
浅間 丞
△△ ○○
変な言葉が飛び出す
でもそう思ったのは事実だ
だから取り消す必要も無い
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
△△ ○○
そう言って彼女は儚げに笑った
△△ ○○
その後ろ姿もどこか悲しげで
浅間 丞
△△ ○○
不思議そうに振り返った君と目が合う
浅間 丞
△△ ○○
少し間が空いて返事が返ってきた
その後、彼女が振り返ることは無かった
それから俺は、母を説得してバレーを始めた
母も兄ももちろん「なんの風の吹き回しだ?」と不思議そうに首を傾げていた
いとこと同じバレーチームに入って練習に打ち込んだ
入ってみてすぐわかったのは、試合形式の練習よりも地味な筋トレとか走り込みとかパスとかがほとんどで
初めのうちは中々ボールにも触らせて貰えなかった
上手い子達が打ち込むスパイクのボール拾い
滑り込んで取れるかどうかのボールに食らいついて
地面に何度体を打ち付けても、すぐに立ち上がらなければ次のボールに間に合わない
筋肉痛に筋肉痛を重ねて体はバキバキだし
フライングは下手くそすぎてアザだらけだし
真夏の炎天下の中の走り込みも
クーラーのないサウナ状態の体育館でひたすら地味な筋トレを続けるのも
声が枯れても叫び続けるのも
正直全く楽しくなくて
元々運動神経が悪かった訳では無いし、どちらかと言えばクラスでも足は早い方であったが
クラブの子達は、もっと低学年の頃からバレーをしていて、小6の夏から始めた俺では到底追いつきようもない差だった
当然、大会や練習試合で出してもらえることも無くて
ただひたすら応援席で応援してるだけ
冬の県大会で、たまたま同じポジションのやつが試合中怪我をして
控えの選手もインフルで来れてなくて一瞬だけ試合に出たことがあった
コートの中はものすごい威圧を感じた
下手したら膝に手を着いてしまいそうなほどのプレッシャー
ボールのスピードが速くて体が間に合わない
捉えたと思っても弾き飛ばしてしまう
ブロックはタイミングが合わないし
たまたまあがったトスはひよってアンダーで返してしまった
監督のため息が聞こえて
なんでお前なんだよみたいな視線も痛くて
ただ、苦しかっただけだった
やっぱり、わかんないや
俺は負けないって言っていた自分はどこへやら
何度もやめようとした
休みの日もひたすらに練習する日々
こんな毎日になんの意味があるんだろう
こいつらはなんのためにバレーをしているのだろう?
たかが一種のスポーツ
なのになんで彼女はあんなに頑張れたのだろう
俺にはまだその領域を見る価値もなかったのかもしれない
中学に入る頃、その分岐点はやってくる
入っていたクラブは小学生まで
あとは中学の部活に入るかどうか
バレーボールを続ける気にはあまりなれなくて
かと言って何か他の部活に入りたい訳でもなくて
つまらないことを繰り返しても意味無い
俺にバレーは向いていなかったんだ
練習に手は抜かなかったし、自主練も沢山した
バレーが得意でレギュラーだったいとこに何度もコツを聞いたりもした
それでも皆には追いつけなかった
でも、バレーをやめようとする度に
あの日のやり取りが頭をよぎる
俺は昔から何かに本気で熱中したことがない
バレーを始めたのは、興味もあった
けど、あそこまで熱中できることが羨ましくもあったからという理由もある
割と俺は何でもそつなくこなせる
けど何かずば抜けて誇れる取り柄はない
バレーに夢中になれたら、俺も取り柄ができると思ったんだ
いとこ
浅間 丞
中学に入学してすぐの週末
別々の中学に入ったいとこを近所の公園に呼び出した
いとこ
浅間 丞
いとこ
いとこ
浅間 丞
いとこ
いとこ
いとこ
浅間 丞
いとこ
いとこ
いとこ
浅間 丞
そこで気づいたんだ
俺はただ、バレーを諦めない口実を探していただけだって
バレーを辞めるのにいとこの許可なんていらない
誰の許可もいりやしない
ただ、引き止めてくれる人を探していたんだ
諦めないでいい理由が欲しかった
あんなに毎日辛い思いをしていたのに
諦めたくないって思ったのはなんでなんだろう?
そして結局俺はバレーを続ける道を選んだ
中学では、初心者も多かったから、少しでも経験のある俺は他よりは優秀とうたわれた
練習はさらにハードになって、6年の時にはなかった先輩の偉大さや迫力を知ることになる
当然ながら1、2年の間は試合には出して貰えないし
またしても辞めたいと思うことは多々あった
でも
監督
浅間 丞
2年の時の夏に行われた総合体育大会の3戦目
自チームは劣勢で、雰囲気も暗かった
そんな時俺は突然コートに入れられた
先輩たちの引退がかかった試合
大きな会場の注目の的
相手チームの威圧
そんな中でまた小学校の時のようにヘマをしてしまうのではないかと思うと怖かった
そんな時
いとこ
浅間 丞
いとこ
他校のはずのいとこが応援席で声を張り上げていた
浅間 丞
浅間 丞
思い出したのはあの日の彼女だ
今でもよく覚えている
最後まで諦めずにボールを追い続ける
俺も、君のようになりたい!
ピピーッ
試合終了のホイッスルが鳴った
逆転勝利
それが俺の、初めて手にした勝利
最後までボールを追えた
スパイクもブロックもレシーブも
あの頃と違った
浅間 丞
あぁ、これか
たまらなく嬉しい瞬間
自分の手で勝利を掴んだ時
この感覚が、君を踏みとどまらせていたのか
まだ、ジンジンと痛む手のひらを見つめる
地味な筋トレも、きつい外周も
全てこのためにあったのだと思い知った
この感覚を味わう為だけに、あれだけの練習と努力
悪くないや
ここまでやってきて良かった
あぁ、たまらなく
バレーって楽しい
それからは毎日の筋トレも外周もきついけど今まで以上に頑張れるようになったし
試合にもちょくちょく出して貰えるようになった
勝つ度に楽しくてたまらなくて
負ける度に泣くほど悔しくて
それからどんどんバレーボールに夢中になっていった
そして中3になって引退試合を経て、受験期が始まった
クラスメイト
浅間 丞
クラスメイト
浅間 丞
クラスメイト
浅間 丞
クラスメイト
バレーが出来れば、弱小校じゃない限り割とどこでも良かった
でも、必死に彼女と中学が同じである、いとこに頼み込んで、彼女の進路を探ってもらったのだ
それが白鳥沢学園
頭も良くて、バレーも全国常連
1つ上の代にはあの牛島若利もいる
中学でベストセッター賞をとった及川徹をも負かす絶対王者だ
クラスメイト
浅間 丞
浅間 丞
クラスメイト
浅間 丞
クラスメイト
クラスメイト
浅間 丞
浅間 丞
クラスメイト
そして、やっとの思いで入った白鳥沢学園
でも、バレー部に君の姿はなかった
入学式の時に在籍していたのも知っているし
校内でも見かけた
でも君はバレーをやっていなかった
ダンスを始めたようだったけど、それも楽しそうではなかったし、あの頃の暗い感じと何も変わっていなかった
俺の勝ち
そんなふうに君に話しかけるのも嫌で
君を追ってここまでバレーを続けてきたのに、君がいないだなんて信じたくなくて
なんで辞めちゃったの?なんて君の瞳を見れば答えが見えすぎていて
ずっと話しかけられなかった
でも2年に入ってすぐ、君はダンスをやめて男バレのマネージャーとして入部してきた
バレないようにたまに見ていたけど、少し楽しそうだった
バレーが嫌いになった訳ではなさそうで
男バレファン達と戦う姿もあの時と同じでかっこよくて
諦めずに戦い抜く姿は、バレーをやめていても健在だった
そしてスポフェスの決勝戦を見た
マネージャーを続けるかどうかの賭けだったようで多くの人が集まっていた
君の、またバレーをする姿を見て、俺は思った
俺の負けだ
バレーが楽しくて楽しくてたまならいという顔
浅間 丞
得点台に突っ込んででも最後までボールを追い続けて勝利を掴んだ
そんな彼女は俺よりもずっとバレーを楽しいって思ってる
バレーの楽しさを誰よりも理解している
そんな彼女に俺は最初から勝てるはずなんてなかったんだ
負けたけど、なんか俺も嬉しいや
浅間 丞
私は浅間からの衝撃的な事実になかなか言葉が出てこない
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間 丞
浅間 丞
浅間 丞
△△ ○○
浅間には何度も告白を受けた
でもこれは本気なのだと察せずにはいられなかった
浅間 丞
浅間 丞
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
むぅっと頬を膨らます美琴をよそに私は布団に入って部屋を暗くした
でも、もちろん直ぐに寝れるわけが無い
確かに私は小6の時変な男子にそんな勝負を仕掛けられた記憶がある
でもそれが浅間でしかもずっと追ってきたなんて
今でも信じられないし、どうしていいかも分からない
浅間に告白されて、もちろん彼のことが好きな訳ではないから付き合うことは無いと思う
けど告白をされた時、真っ先に頭に浮かんだのが白布だった
なんでかなんて分からない
浅間と私の恋愛に白布は関係ないはずなのに
△△ ○○
浅間 丞
浅間の同室
浅間 丞
浅間の同室
浅間 丞
このキャラを演じたのはそれが楽っていうのも確かにあった
けど本当はね、○○ちゃん
君に嫌われたら俺の君に対する恋心にも諦めがつくと思ったんだ
五色くんとの噂が出た時も、普段のだる絡みも
君に強く突き放されればと思ってやっていたんだ
でも、君のことを好きな気持ちは止められなかった
クマの着ぐるみを着て一緒に文化祭を回ってもらったのには確かに中学の奴らから逃げるためでもたまたま階段で君に出くわしたっていうのもあるけど
本当の俺を知って、向き合って欲しかったんだ
デートみたいで俺は嬉しかったよ
千華野 美琴
△△ ○○
文化祭2日目
今日は3時半からの演劇1回でその後は4人で回ろうって話になってはいたのだが
前の時間が少しずつ押していて、結局劇の終わりは5時半を過ぎていたのだ
後夜祭は6時からで、既に準備が行われてる
私としては白布との接触があまりなかったから良かったものの
千華野 美琴
白布 賢二郎
川西 太一
千華野 美琴
△△ ○○
千華野 美琴
△△ ○○
△△ ○○
千華野 美琴
川西 太一
そう言うと足早に2人は去っていった
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
図星をつかれても違うとしか言えない
だって理由は私にも分からないんだもの
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
私はそのまままともに白布の顔も見れずにその場を去った
白布 賢二郎
私は人気の無くなった廊下を1人静かに歩く
飲み物なんて当然嘘だ
白布から離れる口実に過ぎない
なんでなのかわかんないよ
白布のこと嫌いじゃないのに
もうどうすればいいの
前のようにはなれないのかな
自分の気持ちが怖い
白布 賢二郎
廊下の隅っこでうずくまっていたら等の本人が現れた
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
ほらまた、目を合わせられない
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布の真っ直ぐな瞳を見れなくて、会場へと戻ろうとする
白布 賢二郎
手首をガシッと掴まれて引き戻される
△△ ○○
私は反射で手を振り払う
白布 賢二郎
ダンッと白布が壁に手をつく
白布 賢二郎
△△ ○○
白布の手によって逃げ場を失った私はやっと彼と目が合った
真剣で綺麗な瞳
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
△△ ○○
白布 賢二郎
△△ ○○
白布 賢二郎
白布 賢二郎
△△ ○○
白布の言ったセリフに理解が追いつかなくて
言葉を失った瞬間
ドンッ
外からの歓声と花火が上がる音が響いた
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
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初コメです!我白もう、ほんっっとに大好きです!!一日に一回は全読みしてます😊しらぶんと〇〇ちゃんの絡み好きすぎる!!!!〇〇ちゃんそれは恋だよ!!って教えてあげたいです!続き気になって夜しか寝れません😇早く続き書いてほしいですッ!でも無理しないでください!これからも頑張って下さい!!応援してます!!!!!
ほんと最高!!今一気見したけどまじで面白さと感動系が混ざってて良すぎた🫶😭早く続き見たいです!!!
まじで最高過ぎる!早く続き見たい!!!