茜
あれ?
茜
ここはどこ…?
炭治郎
あかねー!
茜
うわっ?!
炭治郎
心配したんだぞ!!
炭治郎
1週間も目を覚まさないなんて!!
茜
ご、ごめんなさい
炭治郎
はっ!
炭治郎
いや、おれも言い過ぎたすまない
茜
…
炭治郎
どうした?
茜
炭治郎、あなた何歳?
炭治郎
…?
炭治郎
5歳だぞ?
炭治郎
自分の兄の年齢を忘れるとは…ほんとに大丈夫か?
茜
うん
炭治郎
そうか?
炭治郎
ならよかった
あれから9年
炭十郎
茜
茜
はい、何ですか?
炭十郎
…お前は茜じゃないだろ
茜
…っ
茜
な、何言ってるの?
炭十郎
茜は私のことをパパと呼んでいた
茜
こちらへ竈門 炭十郎さん
炭十郎
…
炭十郎
お前は何者なんだ?
茜
お初にお目にかかります
茜
桜乃 凛と申します
炭十郎
私の子供はどこのいるんだ…?
茜
わかりません
炭十郎
なぜだ?
茜
私は前世いじめを受けていて、それに耐えきれなくなり…
茜
死にました
茜
そして生まれ変わり、今ここにいます
炭十郎
…
茜
…っ
炭十郎
茜?
茜が炭十郎のことを包丁で刺した
炭十郎
あ、かね…?
茜
ごめんなさい
茜
こうでもしないと、私は…
茜
私のことは恨んでください
炭十郎
ま、待て
炭十郎
これだけは、持っていてくれ
炭治郎の特徴でもある耳飾りを差し出して
茜
え、貰えません!
茜
こんな大事なもの!!
炭十郎
やっぱり、君はこれが何なのかわかるんだな
炭十郎
安心してくれ、これは偽物だ
炭十郎
元々の耳飾りと同じように作ってもらっただけだ
茜
そ、そうなんですか?
茜
そう言うことなら、お言葉に甘えます
炭十郎
素直でいい子だな
炭十郎
そろそろ行きなさい
炭十郎
みんながそのうち帰ってくる
茜
わかりました
茜
今まで…お世話になりました…
炭十郎
頑張るんだぞ…