TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

空の下、目指す平和

一覧ページ

「空の下、目指す平和」のメインビジュアル

空の下、目指す平和

14 - 星の呼吸

♥

620

2022年02月09日

シェアするシェアする
報告する

第十三話 星の呼吸

蝶屋敷 屋根

瑠璃

星の呼吸、壱ノ流 電光石火

バチッ ギンッ

瑠璃

星の呼吸、弐の流 天河斬

シュッ

瑠璃

参ノ流 虹衣

サァ…

瑠璃

肆ノ流 彗星の轟

ザンッ

瑠璃

ふぅ…

瑠璃

(とりあえず、実現可能だったのは、)

瑠璃

(この四つか…)

瑠璃

(パッと技名と型付けちゃったけど、)

瑠璃

(これが、しのぶさんの言っていた、派生の派生なのかな…?)

瑠璃

(でも、使えてよかった)

瑠璃

(空の呼吸だけじゃなくて、星の呼吸まで…)

少し、浮かれていたその時だった

瑠璃

?!

胸騒ぎがした

ほぼ直感的なものだった

でも、何かが起きている

それだけが、確かだった

瑠璃

(本部…!)

わたしが走り出すとほぼ同時、

小瑠璃

瑠璃!

瑠璃

小瑠璃!

小瑠璃

本部ガ危ナイ!

瑠璃

!! 急ごう!

タタタタタ

瑠璃

あと、少しで本部…!

瑠璃

(お願い…!間に合って!!)

ドンッ

瑠璃

えっ…

時、既に遅し

そう言っているようだった

わたしがついた時には、もう…

瑠璃

!!!

無惨

産ッ屋敷ィィッ!!

無惨は火だるま、

お館様の家は、跡形もなかった

そして、無惨に飛び込む…、

瑠璃

(あの人は…!)

前に、しのぶさんから聞いていた

鬼殺隊の味方の鬼がいる、と

瑠璃

(確か、珠世さん!)

珠世さんは、無惨に何かを仕掛けていた

珠世

吸収しましたね無惨

珠世

私の拳を

珠世

拳の中に何が入っていたと思いますか?

珠世

鬼を人間に戻す薬ですよ

珠世

どうですか、効いてきましたか?

かすかに聞こえたその会話

だけど…

瑠璃

(違う)

瑠璃

(人間に戻る薬じゃない)

瑠璃

(あれは…)

そう思った時

無惨

ーーー!

珠世

ーーー!

珠世

私はお前とここで死ぬ!!

珠世

悲鳴嶼さん、お願いします!!

岩柱の、悲鳴嶼さんが、

無惨に攻撃をした

悲鳴嶼

南無、阿弥陀仏

ゴシャァ

瑠璃

!!

頭の潰れる鈍い音が聞こえ、

火の中にいる無惨の首が、

頭もろとも消されたことが分かった

瑠璃

(やった…!!)

でも、違った

瑠璃

(死な、ない…?!)

無惨は首を、頭ごと切断された

にも関わらず、再生した

瑠璃

(嘘っ)

瑠璃

(これじゃあ、急所が…)

無惨

(黒血枳棘)

悲鳴嶼

岩の呼吸 参ノ型 岩軀の膚

悲鳴嶼さんは、技を出す

無惨も、棘のような血技術を使う

瑠璃

(わたしも、何かやらないと…!)

でも、その中に加わって、足手まといになったら…?

瑠璃

(どうしよう…!)

外側から、後方援護ができるような技…

瑠璃

(あっ!
あれがある!)

わたしは、炎を使って、

自分がいることを悟られないように、

瑠璃

(空の呼吸、肆ノ天、霧隠身)

身を数秒間、消した

そして…

瑠璃

(ここだ!
ここからなら、見えない!)

瑠璃

(星の呼吸、壱ノ流 電光石火)

バチバチッ

ガキュンッ

瑠璃

(やった!棘切れた!)

無惨

(なんだ?今…)

無惨

(棘が切れた…?)

悲鳴嶼

(空か…?)

瑠璃

シュタッ

わたしがもう一度地面に立った時、

他の柱たちも集まった

わたしと、悲鳴嶼さんは言った

瑠璃

鬼舞辻無惨です!

悲鳴嶼

奴は…

頚を斬っても 死(なない/にません)!!

その言葉を合図にするかのように、

わたしたち柱は、一斉に構えた

瑠璃

(みんないる!炭治郎も…!)

無一郎

霞の呼吸、肆ノ型…

しのぶ

蟲の呼吸、蝶ノ舞…

伊黒

蛇の呼吸、壱ノ型…

蜜璃

恋の呼吸、伍ノ型…

冨岡

…(水の呼吸、参ノ型…)

実弥

風の呼吸、漆ノ型…

炭治郎

ヒノカミ神楽 陽華突…

瑠璃

空の呼吸、伍ノ天…

みんなが、技を出そうとした、その時だった

バカッ

瑠璃

えっ…?!

そこに、突如、落とし穴が生まれた

あまりに唐突のことで、

柱であるわたしたちの、ただの一人も、

その落とし穴から抜けられなかった

無惨

これで私を追い詰めたつもりか?

無惨

貴様らがこれから行くのは地獄だ!!

わたしが、無限城に入る前に見た最後のもの

それは、許し難い、鬼舞辻の顔だった

瑠璃

地獄に行くのは…、

お前だ!鬼舞辻無惨!

その言葉が、届いたかは分からなかった

ただわたしは、落ちていた

第十三話 星の呼吸  END

空の下、目指す平和

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

620

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚