殺す準備は出来てます。

ついに準備はできた

あとはあいつを

殺るだけだ

行こうと思った時

ふと写真縦が見えた

写真をよく見ようと思い

写真を取り出した

ﾋﾗﾋﾗ

写真縦から紙が落ちてきた

　何だろう？

そう思った時には紙を手に持ち、開いていた

思わず息をのんだ

そこには…

もういないはずの

あの人の

夏樹の文字が書いてあった

字が滲んでいた

夏樹が泣きながら書いたんだろう

気づいたら目から涙が流れていた…

夜空へ　　　　　　　　　　　　　　　 元気～？ｗｗこの手紙を見たってことは 何かつらいことがあったんだね。 夜空は何でも溜め込むから…頼ってよ 夜空もしね…もし、私の方が先に死んだら… 死んだら、私のために幸せになって。 大好きな人と結婚して、家族になって 大好きな人とかけがえのない時間を作って。 絶対だよ 夜空、ずっと大好きだからね 　　　　　　　　　　　　　　　　　夏樹

気づいたら私は、

泣き崩れていた…

あの日から3年の年月がすぎ…

私に大好きな人ができ

結婚した

そして私のお腹に

私の子供がいる

そして、幸せな日々を過ごしている

そしてあの写真縦を見た

笑顔で映っている夏樹に

笑って見せた

そう言葉にしたとき

後ろから

ありがとう

と聞こえた…

～END～

この作品は最終回です。 最後まで見てくれてありがとうございます。 これからも頑張っていくのでよろしくお願いします