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一つ、息を吸って
吐く....
と、同時に扉を叩いた。
コロン
コロン
少なくとも 歓迎はされてないようだった。
ルウト
扉を開いた先には 綺麗な水色の髪をした
恐らく、僕と同年代くらいであろう 男の子がいた。
ルウト
ルウト
ルウト
慣れない堅苦しい言葉を 使って、これだけでかなり疲れた。
ご主人様から返ってきた言葉は 冷たいものだったけれど、
コロン
悪い人ではなさそうだな、 と思った。
ルウト自身、人と関わるのは 得意ではなかった。
なので、変にかまってくる 主人より、
こちらの方が幾つか気が 楽だったのだ。
とはいえ、普通自己紹介くらい するだろうと疑問に思う。
ルウト
あまりにも続かない会話にうんざり して、こちらから話題を振ってみる
すると、彼はあからさまに 怖い顔をして、
コロン
と言った。
彼はどうやら、極力僕と関わらないようにしたいらしい。
ルウト
ルウト
僕は諦めて、部屋を後にした。
コロン
コロン
僕が部屋を出るとき、 彼が口にした一言を
僕はその時、深くは 考えなかった。
僕は、公爵家の長男に生まれた。
めいど1
僕が生まれた時、皆が 恐れた。
この、水色の目と髪色のせいで。
僕の人生は狂わされることになる。
めいど2
執事
皆、揃ってそんなことを言う。
母
母
唯一、庇ってくれた母は、
邪神の協力者だと死刑にされた。
母
コロン
母
母の、最後の言葉だった。
少し、見てはいけないものを 見てしまった気がする。
コロン
主人が涙を流しながら、 写真を見つめてそう言っているのだ
訳ありだとは思っていたけど....
ルウト
ルウト
僕がいることに気がついた彼は 顔を真っ赤にしてこちらを みていた。
コロン
ルウト
写真を覗くと、 華やかに笑う女性の姿があった。
彼も、それを再確認するように 写真に目を落す。
そして、一回頷くと、
コロン
幸せそうに目を細めた。
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