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こむ
こむ
こむ
ルザク
おんりーちゃんが車から飛び出した後
混乱してる僕たちにドズルさんが
一回会議室行こうか、と言ってここまできた
質問、しちゃおう
ルザク
ドズル
雨栗
ドズル
ドズル
ドズル
米将軍
米将軍
雨栗
ドズル
雨栗
雨栗さんが代表して説明をしてくれた
おんりーちゃん、大丈夫かな…?
ドズル
ルザク
ドズル
ドズル
ドズル
ドズル
ドズル
雨栗
ドズル
ドズル
ドズル
ドズル
ルザク
ドズル
ドズル
雨栗
ルザク
米将軍
ドズル
ドズルさんの声に見送られて 部屋から出るタイミングでドズルさんが小さく呟いた
ドズル
その言葉を聞いて
おんりーちゃんが前に籠った時は長い時間出てこなかったことがわかった
おんりーちゃんは何を抱えてるんだろう
過去に、何があったんだろう
俺は専用訓練部屋に入って鍵を閉めた後、ずるずると扉を背にへたり込んだ
おんりー
自分の悪いところが浮かんでは消えてを繰り返す
おんりー
掠れるようなため息が漏れる
おんりー
考え事をしていると、またしてもふわりと雨栗さんのサンダルウッドの香りが広がった
あ、返し忘れちゃったな、上着
おんりー
記憶を遡ってみると
おんりー
おんりー
そうだ
時々おらふくんがつけるコロンの香りにそっくりなんだ
抱きしめられた時、おらふくんの匂いに似ていたのもあって落ち着けたのかもしれない
おんりー
きっとそれだけじゃなくて、3人を"仲間"だと認識してしまっているからでもあるんだろう
本当に少しの時間で、素直で優しい子達だと理解できる人柄
人懐っこくて、本当に裏組織が疑ってしまうくらいの笑顔
それらが積み重なって、俺の大切な人達と言うくくりのの中に入ってしまってる
良いことではある
でも、それは…
おんりー
大切な人が多いほど、弱点になる
大切な人を増やすほど、別れが辛くなる
おんりー
おんりー
自分の気持ちが素直に伝えれないのは
単に恥ずかしいと言う理由もあるけど
そこで、改めて大切だって再認識するのが
こわい、からだ
おんりー
自分の臆病さに、弱さに
心底腹が立つ
どんな時も胸の奥に渦巻いている恐怖
それに意識を向けてしまうと、思考も、行動も、全て上手くいかなくなる
昔のことを、思い出してしまうから
おんりー
つい、名前が溢れてしまう
おんりー
あぁ、本当に嫌だ
嫌いだ
過去も、自分も、全部
全部
嫌いだ…っ
しばらく経っても落ち着かず
部屋の奥まで行く
殺風景の、何もない部屋
辛い時、危ない時は
おんりー
普通の鍛錬ではダメだ
無我夢中になって
何も考えられなくなるくらい必死に
全力で鍛錬をしないと意味がない
そのためには
おんりー
耳栓の役割を果たしていたイヤホンを外す
キーーーンと耳鳴りがする
自分の心臓の音、血液の音、部屋の外から聞こえる訓練の声
息をするたびに耳の奥に響き
体を動かすたびに服の擦れる音、髪の音、心臓の活性化
一つ一つの動作全ての音が情報となって頭に入ってくる
眩暈がする
頭が痛い
辛い
声を出したら出すだけ響く
どうしようもなく、手が震える
耐えられないのに、耐えてしまう
この辛さが、心が辛い時には
とても心地いい
おんりー
まぁ、ずっと喋らなかったら鍛錬にならないし
できる限り声は我慢しないようにするけど
そんなことを考えつつ一つ不安が頭によぎる
…あの3人、入ってこないよね…?
おんりー
おんりー
ガンガンと頭に声が響くけど 気にしないようにしつつ
ルザクくん達3人が心配になる
ドズル社メンバー達は、俺がここに籠っている時に入らないっていう
暗黙の了解?的なのが広まってくれてるけど
入って来たら
情報量の多さで倒れたりとか
鍛錬に夢中になりすぎて攻撃してしまったりとか
身体的に危ない目に遭わせてしまうかもしれない
できるだけ、意識保ったまま止まれるようにこれから鍛錬するんだけどさ
おんりー
ルザク視点
ルザク
不安で落ち着かずにいると
ピーンポーン
インターホンがなり、確認すると雨栗さん
ルザク
そう言って部屋に入れる
雨栗
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
ルザク
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
雨栗
ルザク
ルザク
雨栗
雨栗
ルザク
雨栗
ルザク
雨栗
ルザク
その時、スマホが通知で光ったように思ったけど、気にしなかった
この選択を、後で少し後悔することになる
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
こむ
コメント
5件
続きがきになるぅううううう
うわ!?え、すごすぎません?笑笑 天才すぎます!! 続きめっちゃ楽しみ!! 次も待ってます!
おんりーちゃんは大丈夫かな?と最後のあの決断がどうなるのかがすごい気になります。今回の作品も最高でした、また次の作品も楽しみに待ってます。