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ホストクラブだよ
ホスト狂
おにぃさぁん~おにぃさんも飲みなよぉ~
桃
でもなぁ…
ホスト狂
ほ~らぁ
無理やり飲ます
桃
んぐ!?
ホスト狂
んふふぅ…あ、もうそろそろ帰らなきゃ~ばいばい~
俺はありえないほどお酒が弱く、飲めたとしても吐いてしまう
いつもように始発で帰ろうと思い俺は駅で電車を待っていた
だけど、久しぶりに味わった
胃の底から湧き出てくる心地の悪さ
そして、気持ち悪さ
思わずトイレに行き食べた物、飲んだ物全てを吐き出した
桃
う"ぇ"…ﾎﾞﾄﾎﾞﾄ
桃
ゔぇ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
俺が戻しているとトイレの扉にノックがされた
？？？
あの…？大丈夫ですか…？
聞きなれないぐらい高い声、俺は助けて欲しいの一心で鍵を開けた
扉の先にいたのは顔が整った、男とは思えない可愛い顔をしている人が立っていた
？？？
わ…！大丈夫ですか！？
彼は俺の背中を痛くない程度に強くさすってくれた
桃
すみません…落ち着きました…
？？？
そうですか、よかった
桃
ところで、君は…？
？？？
あ！僕は青って言います！
桃
青…いい名前だね、
青
ありがとうございます( ˙˘˙ )貴方は…
桃
俺は桃って言います！
青
かっこいい名前！
青
桃さんは…
桃
桃でいいよ
青
あ、じゃあ桃くんはどうしてここで？
桃
……俺さ…ホストやってんだけど
桃
ありえないほどさ、俺お酒弱くてね？でも職業柄飲まなきゃいけないから飲んだら…って事
青
そうなんですね…
青
辛かった…ですよね
桃
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
俺はいつの間にか泣いていた
そして安心したのかいつの間にか意識を手放していた
俺が意識を取り戻すと見たことの無い部屋にいた
青
あっ！桃くん起きたんですね！
桃
青…？
桃
ここは…？
青
あ、僕の家です！
青
急に倒れて、
桃
そうだったんだな、ごめん
桃
でも、青は会ったばかりの俺にも優しくしてくれるの…？
青
実は僕家族が全員事故で亡くなっちゃって
青
辛い人には優しくしろって父からずっと言われてて教えをずっと守ってて、それって
青
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青
あっごめんなさいっ
桃
ｷﾞｭｯ辛かったよな…大丈夫
青
桃くん…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
数年後
俺はホストをやめ、青と結婚した
無理やり酒を飲ましてきたあの女にも感謝してもしきれないなw
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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