涼太
俺の名前は一ノ瀬涼太。
涼太
俺には幼馴染みの親友がいる。
涼太
口が悪いけど優しい夏美。
涼太
それから、優等生の陸だ。
涼太
毎日が夢のようだった。
涼太
それが「こんな事」でぶち壊されるなんて———。
医者
お子さんの身体は女体化しています。。
予想していた結果ではあったが、
本当にこんな事が起こるのだろうか?
母
せ、先生。涼太は大丈夫なんですか?
医者
現在、原因は不明です。
俺はどうなるんだ?
医者
ですが、健康面に問題はありません。
医者
涼太君が精神的に受け止められるか……
医者
それが1番の問題です。
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
母
あぁっ……、あぁ…………(泣
医者
できるだけの事はします。
医者
ですが、今はこのまま女体化するのを見届けるしかありません。
俺は…どう、すれば……………?
次の日
夏美
おはよっっ!!
涼太
うっ、うわあ!!
昨日の事でいっぱいいっぱいだった俺は夏美がぶつかってきた衝撃に耐え切れなかった
夏美
ちぇー、なんだよー。やけに元気ねーなー
涼太
ご、ごめん。何でもないよ。
夏美
まぁいーや。
夏美
あれ?そいえば陸は?
涼太
分からない。俺も見てないんだ。
夏美
大体分かるけどな、まぁ。
涼太
う、うん。多分また—。
廊下から聞き慣れた奇声が聞こえてきた。
女子A
きゃーーーーーーっ!陸先輩よ!
わああああああああああっっっ
陸
はぁっはぁっはぁっ
女子生徒から追いかけられる陸の姿が見えた。
夏美
助けに行くか…?
涼太
そ、そうだね……
数秒後
女子生徒B
陸様消えました…!!
どうやら隠れたようだ。
陸が隠れたと思われる場所までコソコソと走る。
陸
はぁっはぁっ
夏美
おいおーい大丈夫かよー?
陸
な、夏美…
涼太
とりあえずここに隠れていようか
陸
涼太まで……!
涼太
それにしてもよくこんな事毎朝できるよね笑
陸
ま、まぁ運動はこれくらいやっとけば体力は付くよ………
陸
フゥ……………
夏美
ほれっ、お茶買ってきてやったからありがたく飲め!
陸
あ、有難う
キーンコーンカーンコーン
涼太
予鈴だ、そろそろ行こう
夏美
そ、そうだな。急ごう。
涼太
陸、立てるか?
陸の腕を持ち上げ、肩に組ませた。
陸
(…ん?なんだ?この違和感。)
はっきりとはしないが、当たる手に柔らかな感触を覚えた。。
陸
(これは……一体?)
その日の夜 チャットにて
陸
なぁ、涼太?
涼太
ん?どうした?
陸
なんか悩みとかねーの?
涼太
悩み?あれは悩みなのか?
涼太
一応あるけど……
涼太
陸は?ないの?
陸
毎朝女の子に追いかけられてることかな笑
涼太
それ喜んでいい事じゃない?笑
陸
そうなのか…な?笑
涼太
陸!今のニュース見た?!
陸
見た見た!極太ロールケーキ……?
涼太
今度3人で食べに行かない??
陸
それな!同じこと思ってた笑
涼太
夏美にも明日聞くか!
陸
おう!
涼太
夏美ーー?
教室に入る。
夏美の姿は無かった。
涼太
いつもは俺より先に来てるのに……
陸
あっ、涼太!おはよう。
涼太
おはよ、夏美は?
陸
分からない。寝坊したんじゃね?
涼太
珍しいな。
涼太
ちょっと俺、電話するわ。
陸
そうだな笑、アラーム代わりになりそ笑
涼太
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不在着信
涼太
おーい、出ろよー!
陸
はは笑もう一回かけたら?
涼太
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通話
04:26
涼太
起きてるって笑
陸
そうかそうか笑







