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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

あなたと出会ったあの日

あなたと会う日には、 妙に空が澄んで透き通っていた

夜空に浮かぶ星がはっきりと見える そんな日でした

夢の中で出会ったあなたは優しくて凛々しくて、少しだけ、幼くてかっこいい… そんな人でした

わがままを言うとするならば、 あなたにもう一度会いたい

私にとっての幸せはあなたでしかない

他にあなたに勝てる人なんていないようなそんな存在

あなたは手を伸ばしても伸ばしても手が届かなくて、

どことなく切なさを感じる

今後もこんな思いをすることはもうないでしょうね

私にとっての王子様は あなただけなんだよ

どうかわがままを聞いて?

あなたがいないと生きていけない 私を夢の世界へ また連れて行ってくれませんか?

彼女には家族がいました

4人家族 どこにでもある家族

だけど最近 産まれたばかりの弟がやってきた日から 彼女の歯車が狂い始めました

前までは一人っ子だったのにと 気持ちの整理があまり上手く 付いていないようです

全く彼女にはいらない祝福

つまらない日常

大して面白くもない勉強

自分だけが取り残されていくような そんな気持ち

そんな日常と家族に日に日に不満が溜まっていく一方でした

でもそんなある日

あるひとりの男の子に 夢の中で出会います

優しく柔らかい微笑み

目の奥には美しい海の色をした青い瞳

黄金色のサラサラした髪の毛

外国人のような見た目の 少年出会った

彼は私に何を教えてくれるのだろう

初めてあった日は こちらを見て手を振りにこりと 笑うだけだけで夢が覚めてしまった

優羽

え、待って。

優羽

めっちゃかっこよかったんですけど!!

母親

ちょっとうるさいわよー

母親

赤ちゃんが起きちゃうじゃない

母親

朝っぱらから…

母親

静かにして?

優羽

げっ…お母さん怒った

恐る恐る下に降りてみる

息を殺してそっとリビングを覗いて見た

案の定、父が母のことを慰めていた

父親

そんなに言わなくても…

父親

わかってるんじゃないか?

いつもの愛想笑い でも目の奥が笑っていないことが よく伝わる

そんなことを知らず 母は父に愚痴をこぼしていた

母親

ちょっとお父さん

母親

優羽のこと甘やかさないでよ

母親

この子、成績はいいのに
変なことばっかり言うんだから

母親

ろくに私の話を聞こうとしないんですから

イライラしながらこちらを私を見る

母は気づいていたらしい

親って怖いなって思う瞬間だった

その睨みつける視線が心が痛くなる

父親

まあまあ、
そんなに言うことじゃないと思うぞ

父親

優羽はちゃんと将来のことも考えているし、大学も行くってこの前話していたし…

父親

何が不満なんだ

父はいつも私の味方をしてくれる

そんな優しい父が今でも好きだ

太い声で私のことを呼ぶ

父親

あ、起きてたのかおはよう、優羽

父も私がいることに気づいていたらしい

恐る恐る、 リビングに入り震える声で挨拶をする

優羽

おはよう…

鋭い視線が私に向いて 私のことを母は睨みつけてくる

この感じめっちゃ嫌だ

母親

大学って…

母親

ちょっと聞いてないわよ?

母親

なんでそんな大事なこと言わないのよ

母親

全く呆れたわ

やれやれと言わんばかりに大きなため息をついて、台所に目をやる

私は知らないわよと言わんばかりの顔

そんな顔で家事に専念し始めた

伝えるのが怖かった

これを言ってしまえば、母に嫌われるとわかっていたから

だけれど、イライラしていた私 驚くことに母に伝えてしまった

優羽

お母さんが弟ばかり構うからだよ

優羽

本当は何度も話そうとしたし

優羽

伝えようとした

優羽

でも、聞いてくれないのはお母さんの方じゃんか…

もう一度母の視線がこちらに向く

母とはにらめっこ状態になってしまった

母親

なんですって!!

母は怒りを抑えられないタイプで 1度怒ってしまえばマシンガンのように 止められない 止まらないマシンガンになってしまう

そんなことをぼやっと想像していると

父親

まあまあ、そこまでにして
ベイビーちゃんが起きちゃうよ♡

今回は父が母の暴走を 停めてくれたようで ほっとため息をつく

母親

そうね、ごめんなさい

そうやって弟のことになると ころっと変わる性格大っ嫌い 吐き気がするよ…

ふと時計を見て時間を確認すると

もう学校に行く時間になっていた

優羽

あ、やべぇ遅刻だ!!

母親

ちょっと

母親

まだ話も終わってないし
ご飯は!?

優羽

いらない!!
行ってきますー

母親

ちょっともぉー!!

今回はここまで!!

どうでしたか?

お母さんやばいですよね😱

作りながらヤベェやつだって思いながら作ってました。

最後まで見てくれてありがとう😭

3話もお楽しみに

↓↓↓

おやすみ現実世界。こんにちは夢の世界。

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