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りおん
516
311
2,352
30
ぬし
ぬし
やなと_
だいきり_
にしき_
らお_
たちばな_
ゆた_
おさでい_
あっきぃ_
深夜、ネットカフェの18番個室
カチャ……、ガチャリ……と、ドアノブが回る
やなと_
やなと_
やなとは荷物もスマホも全て投げ出し、個室の奥にある非常口の扉を思い切り開けた
ガチャンッッ!!!
にしき_
勢いよく扉を開けたにしき達の目に飛び込んできたのは、無人になった個室と、開け放たれた非常口から吹き込んでくる冷たい雨風だけだった
_同時刻、ビルの裏路地
ザーーーッ……!
激しい雨が降る薄暗いアスファルトの上へ、やなとは転がるように飛び出した
やなと_
上着のフードを深く被り、雨で視界が遮られる中、とにかく誰もいない路地裏の奥へと全速力で走る
スマホも荷物も失った、今の自分には、本当に何もない
だけど、頭の中にはさっき聴いたにしきからのボイスメッセージが、何度も何度もフラッシュバックされていた
『完璧じゃなくていい、弱虫のまま、俺達の隣に戻ってきてよ……!』
やなと_
涙と雨が混ざり合い、顔中がグシャグシャになる
戻りたいという本音と、まだみんなの前に立つのが怖いという恐怖が、頭の中で激しくぶつかりあっていた
入り込んだ都会の路地裏を、がむしゃらに右へ、左へと曲がる
しかし、おさでいが仕掛けた包囲網は、そんなやなとの逃走ルートを完全に予測していた
((深夜です))
狭い路地裏を抜けた、少し開けた高架下の暗がりに差し掛かった、その時_
???
低い、だけど誰よりも聞きなれた、力強くて温かい声が暗闇から響いた
やなと_
やなとは急ブレーキをかけるように、激しく泥水を跳ね上げて足を止めた
雨が打ち付ける高架下、街灯の光を背にしてぽつんと立っていたのは_傘もささずに全身濡れ鼠になった、あっきぃだった
あっきぃ_
あっきぃ_
あっきぃはゆっくりと歩み寄り、フードが外れて怯えているやなとの顔を真っ直ぐに見つめた
やなと_
やなと_
スマホの位置情報もないはずなのに、完璧に先回りされていた絶望感と、 自分の絶対に諦めないという執念の凄まじさに、やなとはその場にへたり込みそうになる
あっきぃ_
あっきぃ_
あっきぃが、手をゆっくりとやなとの方へ差し出す
やなと_
ぬし
次回 書き終わり次第
コメント
8件
あいらぶゆー、最高すぎぃ!!さけさん天才!!