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6

第6話 桃華(ヒモモ)過去編

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2024年01月04日

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ヒモモ

ここまでおいで~!

リクア

待てやぁぁ!

ヒモモ

リクア遅いよ!

リクア

ふん!これでもエリートなんだぞ!

ヒモモ

勉強はね?

リクア

こいつ……

私はヒモモ この偉そうな奴はリクア なんかエリートらしいけど知らん

ヒモモ

こーして暮らしているんだから、エリートなんか関係ない!

リクア

ちっ…

私達は他の人達に 見つからないようにひそかに 暮らしている

大罪を犯したと言う無実の罪で 指名手配されているから

リクア

こんどは俺が鬼だ!

ヒモモ

捕まえてごらん~

よくほうきで空を飛びながら 鬼ごっこをしていた

そんな幸せは長く続かなかった

ヒモモ

はやく…逃げて!

リクア

ごめん…スピードが…

ヒモモ

もう…

追え! 逃がさんぞ!

リクア

ヒモモだけでも逃げて

ヒモモ

無理!

捕らえろ!

ヒモモ

リクア!!

リクア

僕はもう無理だ!
逃げろ!

ヒモモ

……
クソがぁぁぁ!!

ヒモモ

それからリクアは裁判でタヒ刑になった

ヒモモ

数日後には執行され…

ヒモモ

上から見ていたからよく分かる

ヒモモ

ひどい状況だった

ヒモモ

見ているだけなんて絶対に無理だった

ヒモモ

でも私はリクアを見捨てたも同然

ヒモモ

すぐに助けようとした

ヒモモ

でも…

リクア

(来るな…来ちゃ駄目だ)

ヒモモ

っ…………!

ヒモモ

なんて…目で訴えてくるから…

ヒモモ

行けなかった

ヒモモ

処刑場に響き渡る悲痛の叫び…今でもはっきり覚えてる

ヒモモ

私が…私が…もっと…

ヒモモ

勇気があったら…

ヒモモ

飛び方を…教えてれば…

ヒモモ

なんで年上なのに…!

ヒモモ

守れなかったのに…

ヒモモ

こんな……

ヒモモ

新しい…仲間が出来て…いつも度々思い出すんだ…リクアのこと

ヒモモ

もう…何も失わない
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