テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
34
ほとけ
ほとけが思わず息を呑む
旧校舎の窓
そこに立っていた人影が、 確かにこちらを見ていた
月明かりの逆光で顔は見えない
でも。
''目が合った''
そんな感覚だけが、 背筋に張り付いて離れなかった。
りうら
りうらの声が震える
誰も答えない。
その瞬間
ふっ。
人影が消えた
りうら
窓にはもう誰もいない。
静まり返るラウンジ
時計の音だけが響いていた
悠佑
最初に口を開いたのは、 悠佑だった
低く、 静かな声。
でも、
どこか張り詰めている
りうら
りうら
りうらが言う
ないこ
ないこが小さく呟く
その言葉で、 余計に空気が重くなった
りうら
初兎
初兎の声は優しい
でも、 その目は笑っていなかった
りうらは唇を噛む
りうら
りうら
その空気だけが、 少しだけ苦しかった
翌朝
初兎
食堂で初兎が笑う
りうら
いふ
いふは眠そうにパンを齧っていた
いや、お前が言うな
全員そう思ったはずだ
ほとけ
ほとけが小さく呟く
その瞬間
カタン。
いふの手が止まった
ほんの一瞬
でも、 空気が変わる。
ないこが慌てて話題を変える
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
りうらの目が輝く
りうら
単純だった。
でも、 その明るさに少し救われる。
Sクラス専用棟、 地下訓練場
りうら
りうらのテンションが上がっている
でもこの前見た''あの階段''とは違う
今いる場所は、 正式な訓練区域だった。
広い
とにかく広い
天井には巨大な魔法陣
床には無数の結界術式
まるで戦場みたいだった。
教師
教師の声が響く
教師
紙を確認する
教師
りうら
りうらが嬉しそうに振り返る
初兎は小さく笑った
初兎
教師
ないこ
ほとけ
教師
その瞬間
空気がざわついた
りうら
りうらが引いている
いふは面倒くさそうに欠伸をした
悠佑は静かに笑う
悠佑
ほとけ
その時だった。
訓練場全体が、 一瞬だけ揺れた
ゴォン――……
低い音。
床の奥から響いてくる
空気が変わる。
いふの表情が消えた
悠佑が即座に周囲を見る
初兎も静かに眉を寄せた
ほとけ
ほとけが不安そうに呟く
誰も答えない。
でも。
地下のさらに奥。
立ち入り禁止区域の扉が、 ほんの少しだけ空いていた。
コメント
8件
初コメ&フォロー失礼します!! ほんとに大好きですありがとうございます!!!(?) つい好きすぎて無言でひたすらに一気見しちゃいました 🥹💞 これからも頑張ってください応援してます✊🏻⚐゙ ̖́-
えぇなになになに!?なんかヤバそう!((( ちょっと上級生の皆様方よ、早く教えてくださいな。 続き楽しみにしてます!!

初コメ失礼します!好みどストライクで一気見してしまいました…!!魔法パロ大好きなのでほんっとに満たされます!次回も楽しみにしています!