ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
🎤
日差しが強く照りつける
1月にしてはとても暑い年だった
🎤
俺は1年生にして この華の2区と言われる所を 任された
🎤
周りの応援が雑音に感じる
まるで巨大スピーカーから 流れる大音量の音楽のよう
🎤
自分にの胸元にある襷を握りしめる
俺たちの誇り、伝統、絆
全てが詰まったこの襷を
次の中継所で待つ先輩に 繋げる
先輩は4年生で今年が泣いても笑っても 最後の駅伝だ
さらにはそのキャプテンだ
🎤
先輩は俺が入ってきた時から 仲良くして貰っていたし
沢山色んなことを学ばせて貰った
先輩のおかげで俺は1年生にして この大きな舞台に立てているのだろう
🎤
絶対に襷をつなげて優勝して終わる
絶対にそうしなければならなかった
🎤
そのはずだったのに
🎤
俺は、、、、、
🎤
バタンっ
そこで意識を失った
駅伝ではよくある、低血糖症、 脱水症状で
そして俺のせいでチームは
棄権となった
🎤
俺が目を覚ますと目の前には 同級生たちの顔が見てた
🐼
🐼
📕
🦈
🙂
👓
俺を取り囲んでわーわー言っている
どうにか体を起こす
そこには涙を浮かべる同級生や
先輩たちがいた
そして実況の声が聞こえテレビを見る
そこには、、、、、
🎤
襷をかけて走る先輩がいた
、、、ただの真っ白の襷だが
俺は思わず先輩に繋げなかった自分に かかっている大学の襷を握りしめる
駅伝は先頭から20分離れたしまったり 選手の体調不良などで危険したりすると 次の選手は白い襷をかけて 走ることになる
それはつまり襷を最後まで繋げない ということを意味する
みんなの色んな思いを背負ったこの 襷を俺は、、、
🎤
思わずこぼれていくのは大量の涙と
🎤
謝罪の言葉だった
ただ無言で俺の背中を撫で続けてくれる みんな
🎤
🎤
テレビに映るのは 力強く走り次々と追い抜く先輩
区間賞をとってもおかしくない 走りだった
だが1度棄権したチームはその後の選手 などが区間賞をとっても正式な記録 として記録されることは無い
俺たちの大学はそれこそ勢いに 乗っていて優勝最有力候補だった
それこそ俺が襷を繋いでもらった時は 1位だった
もし俺が倒れたりなんてしなかったら
先輩は区間賞も取り、キャプテンとして 大学を優勝に導いた人物として 名を馳せたことだろう
ただし俺のせいで先輩は、、、
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どれだけ早く走っても区間賞を 公式記録としてとることは出来ない
どれだけ早く走ってもキャプテンとして 優勝出来ない
大好きでとっても尊敬している 先輩の最後の駅伝を
俺はっ、、、
パシャッパシャパシャ
駅伝が終わりインタビューへと 入る
当然最有力候補だったうちにも 取材や、インタビューはくるもので
まだ体調が治らなかったので 同級生に付き添ってもらい少し離れた ところからその様子を見守る
記者
記者
記者
記者
先輩がマイクを受け渡される
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俺は見ていられず思わず顔を伏せる
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俺の、、、俺のせいだ、、、
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、、、、うそだ、、
なんでっ、、、なんで
恨み言のひとつくらい吐いても おかしくは無い
なんせ自分の最後の晴れ舞台に 泥を塗られたのだ
先輩はなんて出来た人間なんだ、、、
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🎤
俺はただ離れたところでうずくまり 泣くことしかできなかった
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
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