テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あんだーわいん
110
@🍋☕さんだよ~
2,656
春夏秋冬 雨葉
360
コメント
1件
読了しました。このお話、静かなのにすごく胸にくるものがありましたね。日本がずっと“見ているだけ”だったのに、最後の最後で勇気を振り絞って渡したキーホルダー。そしてアメリカが日本だけを探して届けに来てくれたプレゼント。お互いに渡そうとしていた同じタイミングって、運命の悪戯みたいで切ないです。最後の韓国の「好きなのになぁ…」で一気にもう一つの物語が見えた気がして、余韻がすごいです。短いページ数なのに登場人物全員の感情が伝わってきました。
日本
アメリカ
アメリカさん
いつもクラスの中心で明るく心優しい人
日本
そっと本に視線を落としてもう一度本を読み始める
ガララっ
先生
ただただ彼を見るだけでも十分すぎるほどだった
帰りの時間になる
アメリカ
彼はいつものメンバーと一緒に帰る
韓国
日本
クラスで一番仲がいい韓国と一緒に帰る
毎日そんなことを繰り返してる
ー次の日ー
いつも通りの日だった
私はいつも通り本を読んで、彼はいつものメンバーで笑い合って
先生
先生
一瞬時が止まったようだった
いつも通りの日だったのに
先生は大阪に行ってしまう、とか一緒にいられるのは1週間だけだとか言ってたようだけど、 よく聞いていない
なんでもっと早く言わなかったんだよ と怒るものもいれば
本当なの? と震える声で言ったものもいた
アメリカ
と笑う彼を一瞬見て、下を見た
これ以上彼を見ると涙が溢れてしまう
ー中休みー
アメリカ
そう言うが、彼の友達がその声を掻き消す
韓国
そう韓国が言った
日本
そう笑って追い返してしまった
帰りの時間、私は韓国に誘われるより前に走って1人で帰った
日本
ため息をついて、少し歩くスピードを落とす
決まってしまったことは仕方がない
彼がいる残りの1週間を大切に過ごす
そう決めた
彼が行ってしまう最後の日
私はいつも通りを装う
アメリカ
そういってみんなを慰める彼を見てられずに、本を見てなんとか気を紛らわせる
その日は授業が終わる時間が早かった気がする
いつもの時間にいつものメンバーと帰る彼 私も韓国と一緒に帰る
ぼふっ
日本
手元には彼に渡すつもりだったキーホルダー
電気の光が涙のように淡く反射している
日本
リビングからドタバタと足の音が聞こえてくる
と同時に、お母さんの声が聞こえてくる どうやら友達が来ているようだった
重い体を起こしてリビングへ向かう
日本
扉を開けると、彼がいる
アメリカ
日本
そういえば、前に風邪で休んだ時に彼が家へプリントを届けてきてくれていた
アメリカ
そういって白い小さな紙袋からキーホルダーを渡してくれた
アメリカ
日本
まだ手元にあるキーホルダーをちらっと見る
日本
アメリカ
日本
そう言ってキーホルダーを渡した
アメリカ
ふわっと笑う彼を見て、私も少し微笑んだ
ー数ヶ月後ー
彼のいない日々に少しずつ慣れていく
その感覚がどうしても嫌いだった
日本
韓国
そう韓国と話していた
ー帰りの時間ー
日本
韓国
日本
韓国
日本
韓国
韓国