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朝倉先生
朝倉先生のその言葉と同時に、教室内がざわめきを取り戻す。
…けれど、その"自由な時間"はすぐに異様な空気に包まれた。
--5人の男子が同時に立ち上がったのだ。
その5人が向かう先は、たった一つの席
--御影のあ の席
T_⚡
183cm、関西弁の金髪男子-たっつんさんが満面の笑みで机に手をついて話しかける
Y_🍗
182cm、儚げ美男子のゆあんくんは、真っ直ぐな目でのあさんを見つめる
H_🐑
180cm、クールなヒロくんは短くても伝わる言葉を静かに放つ。
J_🦖
186cm、大人びた余裕を纏うじゃぱぱさんは、穏やかな笑みを浮かべる。
その瞬間教室が ざわっ--と揺れる
(何この集団…?!)
(てかみんなレベチすぎでしょ…)
そんな教室中のざわつきをよそに、のあさんは机で首をかしげながら
N_🍪
と、まるでいつもの日常かのように微笑んだ。
……そう、のあさんにとっては、このイケメンたちの顔面も身長も、昔から見慣れたもの。
むしろ、よそから見た奇跡の光景でも、のあさんにとってはただの"いつもの幼なじみ"。
しかもそののあさん自身が-
ピンク髪のセミロングに整った顔立ち、柔らかな笑みと、品のあるオーラを放つ"超絶美少女"。
つまり、周囲から見たら"顔面天才軍団が1人の姫を囲っている"という現実。
クラスメイトたちは声を出さずに確信した
--御影のあは、"姫"なんかじゃない。"中心"だ。