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タッタッタッ!
中也
さっき、太宰から連絡が来た。
『助けて中也』…と。
きっと、太宰が助けを求めるほど、大変なのだろう。
だから俺は、走ってる。
学校の体育館裏。
中也
太宰
中也
中也
俺は目を見開いた、何度も擦った。
太宰が血の付いたナイフを持って、人に刺していたなんて…
俺には想像もつかなかったから
中也
太宰
太宰
中也
ゾゾゾっと背中が凍りついた。
太宰
太宰
中也
太宰
必死な顔で中也の肩を掴む
中也
太宰の手が、震えながらも中也の肩を掴んでいる。
その力は弱くて、必死で、縋るみたいで。
中也
太宰
中也
――静まり返った体育館裏。
中也の声だけが、空気を震わせた。
太宰
びくり、と肩が跳ねる。
中也
声は低く、けれど震えていない。
自分に言い聞かせるみたいに、ゆっくりと言葉を選ぶ。
中也
中也は一歩、距離を保ったまま手を前に出す。奪い取るでも、近づくでもなく。
太宰
太宰の呼吸は荒く、視線は定まらない。
握っている手が、限界まで震えている。
中也
さっきよりも、ずっと静かな声だった。
太宰
言葉にならない声が、喉で詰まる。
中也
即答だった。迷いのない声。
中也
中也の目は、太宰だけを見ている。
責めるでも、怯えるでもない、ただ真っ直ぐな目。
太宰
指先が緩み、
――カラン、と乾いた音が地面に落ちた。
中也
中也はゆっくりと近づき、太宰の肩に手を置く。
力は入れない。ただ、そこにいることを伝えるだけ。
太宰
ぽつりと落ちたその一言は、
今までのどんな軽口よりも弱かった。
中也
中也は短く息を吐く。
中也
それだけ言って、太宰を引き寄せる。
抱き締めるというより、支えるように。
中也
低く、はっきりと。
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
一瞬、言葉が途切れる。
中也は倒れている“それ”から視線を外し、太宰の方だけを見る。
中也
短い問い。声は低いけど、さっきより少しだけ柔らかい。
太宰
自分の手を見つめて、ぎゅっと握る。
血の気が引いた顔で、笑おうとして失敗する。
太宰
太宰
太宰
中也
中也は歯を食いしばる。
怒りが湧く。でも、それを太宰に向けない。
中也
それだけ言って、太宰の前に立つ。
視界を遮るみたいに。
太宰
縋るような声。
中也
はっきりと言う。
中也
太宰
言いかけて、言葉が途切れる。
中也
中也は一瞬、息を吸う。
中也
太宰が目を見開く。
中也
中也
太宰
信じられない、みたいな顔。
中也
中也
中也
遠くで、また足音。
現実は近づいてる。でも――
太宰は、ゆっくりと中也の服を掴んだ。
太宰
中也
太宰
中也
『逃げない?』
中也
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
ギュッと中也を抱きしめる
中也
太宰
中也
今まで、ずっと一緒にいて思っていた。コイツの弱いところはなんだ…と。
太宰がこうやって泣いて縋って、俺に助けを求めていて、俺を頼って、俺を信用してくれている。
しかも太宰は俺のこと好き。実は俺もお前が好き。両思いで嬉しいじゃねぇか…。
中也
俺は考えた。
このまま逃げれば殺人犯。
でもかと言って警察署に行けば太宰は捕まる。
中也
太宰が捕まるのは嫌だ…。
中也
中也は歯を食いしばる。胸の奥が、ぎゅっと締め付けられる。
太宰
中也
もう…
太宰
中也
これ以上…
太宰
俺の理性を動かすな…。
ふりこのように理性が左右に動く。
中也
主
主
主
A.逃げる B.警察署に行く
主
主
主
主
コメント
2件
はいはいはいはいはい!Aが良いです!2人だけの世界でいちゃいちゃして欲しいです!!